■父は「更生してほしい」

安瀬容疑者に結婚歴はなく、いずれも90歳の両親と3人暮らし。父親の話は身につまされる。

「中学を卒業して、20歳ぐらいからずっと電車でスリをやっている。社会生活ができなくて、何度言っても反省しない。こっちも年が年なもので注意しても逆に食ってかかってきて、自分の部屋に引きこもる。母親の作った食事は食べるが、話もしない。
刑務所に入ると、自分の方がエラくなったみたいに『やることなすこと遅い』と叱られる。(下着ドロボーしたのは)悶々として欲求不満のはけ口にしていたと思う。私らは(体が)あっちこっち悪くて、
病院通いしてる状態です。もうどうしたらいいか分からない。なるようになるしかありません。何とか更生してくれるよう願うばかりです」

「ハコモサのヤス」に付ける薬はあるのか。