この論のポイントはな、死だと思うのよ
いろいろな人生がある。主観的にしろ客観的にしろ幸か不幸かいろいろな人生がある
ただあらゆる人生に平等に訪れるのが死だ
ゆえにこの死があらゆる人生にとって「絶対的に」悪いことであるという根拠を反出生は示す必要があると考える
しかし悪いというのを考えるときに良さについて考えることも避けられない
良さを認めた場合、それは人生における価値を認めることになってしまうから
そこをどう説明するかがこの論のキーになってくるだろう