言っていることは理性的だし、誰かを責めることもほぼない
仕事の愚痴はたまには言うけど、嫁が話しているうちに、
「〜〜で、ここがおかしいと思った
でもそれは慣習で、誰が悪いんでもないよね
今度の会議で議題にあげてみたら皆仕事しやすくなるかな」と完結する
嫁をかばうのも、俺がするのは変かもしれないんだけど、
俺の仕事の愚痴なんかはすごく丁寧に聞いてくれるんだ
嫁に話すとすっきりするし、嫁が応援してくれると頑張ろうって思える

でも嫁が自分の気持ちとか、やり場のない思いとかを言うことはない
今日何を食べたいか、とかの話題も「今日は暑かったから酢の物にしよう」と合理的
「〜〜がしたい、〜〜が食べたい」とかもあんまり言わない
何が言いたいのかよくわからなくなってきた
嫁が時々ロボットみたいに思えるんだ
でも優しくて、俺の一番の理解者だと思う
でも俺は嫁の一番の理解者にはなれなくて、嫁の一番の理解者は嫁自身なんだよな
嫁は俺なんかといて幸せなのか?俺みたいなのがいない方が嫁は好きな仕事にも打ち込める
もしかしたらずっと一緒に仕事をしていた間男の方が、嫁には相応しいのかもしれないな

今回は間男がいたから、俺と嫁とのパワーバランスが悪い所が浮き彫りになったんだと思う
実は間男の社用携帯の電話番号知っているんだ
多分この時間ならかけたら出ると思う
もし間男が嫁を本当の意味で理解して、支えてあげられるなら、
嫁は間男と一緒になった方が幸せになれるんじゃないかと思う