>>796
左手でストローを持つニュートラルポジションにおいて肩は内旋している
ユニットターンで背屈しラケットを立てると内旋状態を維持したままラケットが後方に引かれる
その後、外旋しながらバックスイングに入るサーキュラー系と、直線的に肘を伸ばしTap(Pat) the Dogを行うループ系に分かれる
ループ系はDogPatの後フォワードスイングが始まった時、ラケットの慣性により肩関節は最大外旋位になる
この状態をFlipとリックメイシーが名付けた
ちなみにDogPatの肩の回旋状態は内旋位〜外旋位まで各種あるが多分最も多いのが中立位だろう
また、彼はフリップのリリースにも言及しており、インパクト前後でラケットヘッドの急激な加速が得られるとしている
この辺り(フリップのリリース)の解説は、川副研究室「テニスラケットの科学」パラメトリック加速などで説明されている
個人的には、あなたと同様に意識的なフリップのリリースの必要性はないのでは?と思っている

窪田テニスの違和感は、このDogPatや切り返しを意図的に右足前側方まで押さえ込むところにあると思う
その理由は、スイング早期の無理な加速で頭が突っ込み肩のロールオーバーが起こる事を抑えるためだろう
バックスイングでの前腕ロック(背屈&回内)はスイングボトムに至る外旋過程でヘッドが後方に流れ過ぎないようにするための工夫だろう