フレンチオープンにプレミアがつく理由 フレンチが最後に残りやすいから

エドバーグ、ベッカー、サンプラス、フェデラーはウィンブルドンでの成功を最優先に考えて
フレンチオープンでの成功を後回しに考えてきた選手たちだ
マッケンローもまあ、そうだろう、彼はオーストラリアもスルーしていたが
女子だとダベンポートもそうである
彼らがフレンチを最後に残すのはよく分かる、プレースタイル的に理解できる

不思議なことだが、ここに加えて本来、フレンチを早めに攻略してもおかしくない選手たちが
フレンチを取り残すパターンがいくつか重なった
男子でいうとアガシがそうだ、彼はフレンチの決勝には若いうちから何度も出て、取ってもおかしくなかった
ベースライナーなので しかし結果的に最後になった
ヒンギスもそうであった、彼女はたまたまフレンチを取り残したといってよい
結果だけ見ればウィンブルドンで優勝しフレンチではできなかったが、明らかに土のほうが芝よりは向いていた
1997年に勢いで3つ勝てたがフレンチではたまたま負けた、そんなところだ アガシとヒンギスの存在が加わったのは大きい
生涯GS達成に価値が出てきた1990年代にこういう選手が多く出た
そして近年ではナダルのせいで、ジョコビッチもフレンチを取り残した
彼も若いうちにフレンチを攻略できたプレースタイルだったが最後にフレンチが残った

それぞれ理由は違うがフレンチというのは最後に残りやすい
そのせいで価値が出てきた
最後に残りやすいから価値が出ると言うのはちょっと面白い理由だ
攻略が後回しにされるから後に残る 比較的どうでもいいから後に残る、最後の1ピースとして
サンプラスやフェデラーにとってはそうだった ここにアガシやヒンギスやジョコビッチが違った理由で加わったのが大きいのだ