元幹部、利益相反との指摘 飛び込み施設選定に絡み―日本水連

https://news.yahoo.co.jp/articles/7577dbabe0860b2574463e1a7499c0bf4b22087e


日本水泳連盟の元幹部が飛び込みの施設に絡み、同連盟の「利益相反ポリシー」に抵触する恐れがあるとの指摘を顧問弁護士から受けていたことが17日、関係者への取材で分かった。


 指摘を受けたのは、スポーツ庁が既存施設をナショナルトレーニングセンター(NTC)競技別強化拠点に指定する事業に関する案件。元幹部が社長を務める企業が施設運営する日環アリーナ栃木(宇都宮市)が、飛び込みのNTCに選ばれた経緯が問題視された。


 元幹部は施設が強化事業で妥当かどうかを判断する会議メンバーの1人だったという。今年6月の連盟役員改選で原則10年の在任期間を超えたために退任した。


 日本水連の鈴木大地会長は取材に対し、「疑いをかけられかねない状態にあったことは事実。素直に反省したい」と話した。その上で「今後、役員が(弁護士などの外部による)コンプライアンス研修を受けるなどの対応を取る」と述べた。