揺らぐ競泳日本 不満の火種あちこち
www.jiji.com/amp/article?k=2023081700773


競泳日本が揺らいでいる。
惨敗した7月の世界選手権福岡大会後に一部の代表選手が現状への不満をSNSに投稿。

一方で、強化の中枢に長年いた平井伯昌コーチ(60)が、アジア大会(9月23日開幕、中国・杭州)への参加を辞退する意向を日本水泳連盟に伝えた。


 平井氏は以前から日本水連への不信感が募っていたとして、「大きく行動を起こさないといけない」という危機感を持って決断したと取材に答えた。

福岡大会最終日の女子メドレーリレーのメンバー入れ替えを巡り、選手に対する競泳委員会幹部の発言が心情を理解していないと感じたことも引き金になったという。 

東京五輪までヘッドコーチを13年間務めた平井氏は、自身の歩みも踏まえて「金メダルを獲得するにはいろんな人の英知を結集しなければならない」と語った。現状の強化体制が一枚岩でないことを言外ににじませる。