元貴源治は、おかみの景子さんから渡されていた部屋のちゃんこ代が3日間で5000円だったことを明かし「1日2000円か、そのくらい。兄弟子が貴乃花親方に『これだけだと力士が強くなれないので増やしてもらえませんか』と言って一時増えましたけど。20人近くいて1人あたり、だいたい(3日間で)250円のご飯。業務用スーパー行ったら、もやしを何キロって買うんですよ。そんなんじゃ強くなれねえっていう話になって」と当時を振り返った。

 これを聞いた鎌苅氏は「景子さんが一番よくない。1日2000円はないよな。オレの時は1日3万円。人数も30人いたけど。子供(若乃花と貴乃花)が部屋に入ったら6万円。ちゃんとしたメシ食わないと相撲は強くなれない。減量してるわけじゃないんだから」と同情の言葉を口にした。

 また、貴源治は師匠だった元貴乃花親方にまつわるエピソードを披露。「(師匠は)怒ったら3か月とか、半年とか(弟子と)口をきかないのが当たり前だった。貴景勝関も埼玉栄高校で怒られるのが当たり前だったのが、急に口をきかないとなって。それが皆、精神的にもきつかったみたいですね。自分は入った時からそんな感じだったので。兄弟子に皆が通る道だから≠チて言われて」と明かした。

 鎌苅氏は「オレなんか、(元貴乃花親方が)8年くらい口きいてくれなかったよ。3か月くらいだったら、まだいいよ。(久しぶりに会話をして)『8年も口きいてない』って言ったら(元貴乃花親方は)『ゴメン』で終わったよ」と苦笑いを浮かべていた。