刺激は同じ北海道出身で大学の1学年後輩でもある前頭矢後や、
学生相撲出身で同学年の朝乃山、十両豊山の存在だ。
「(夏場所で初優勝した朝乃山とは)オフのときに食事に行く仲。優勝決まって悔しさもあったが、
いつかは対戦したい」と、先を行くライバルを追いかける。

役場勤務の時はスーツを身にまとい事務手続きなどをこなしていたが、
2年余りの月日を経て華麗なる転身を果たした。
「社会人時代は地元の子どもたちに相撲を指導して『引かずに前に出ろ』と言っていたので、
前に出る相撲を見せたい」。少年たちの夢も背負い、名古屋で勝ち越しを目指す。