田中雄二のテクノ歌謡に言及してるブログ、コピペしたらエラーで書き込めず。

「10年前の「テクノ歌謡」コンピ、関連本は、ただのコミックソングや、歌謡曲でもなんでもないバンドまで混同した酷いものだった」

って、コミックソングや歌謡曲でもなんでもないバンドを収録って、「歌謡」は歌謡曲でもなんでもないバンドの音楽まで包摂する一般名詞だという風にとらえることはできないのか?


一部コピペ

というか、私と同世代で「テクノポップが専門」なんて言ってる音楽ライターにまともなやつは一人もいないから。「テクノ歌謡」という名称についても、昔、同コンセプトのコンピに関わってスタッフに散々な目にあったので、私自身の仕事では“歌謡テクノ”などの別の言葉を用いていたのだが、「そんなややこしいのは読者には通じない」「テクノ歌謡はすでに一般名詞。誰のものでもない」と諭してくれたのは彼らである。また、本書はPerfumeブレイクが刊行のきっかけになったものではあるが、昨年末には「初音ミク」ブームがあったり、ニコニコ動画が登場して、スターボーや真鍋ちえみの映像が気軽に見れるという数年前にはありえなかった環境ができたことが、プラスの追い風になっている。むしろこれらの動きをリアルタイムで知っている20代のライターらしい、ネット世代の博識を発揮して、過去のくだらない「テクノ歌謡」ものを一蹴して、初音ミクや電波系、同人音楽、ポストPerfumeの一群についての考察を盛り込んでもらえればと、私もできあがるのを楽しみにしている。
 いいだしっぺの小生も、まったく書き手として参加してないわけではなく、編集部から依頼を受けて、主に「テクノ歌謡」前史あたりについて匿名で書かせてもらっている。10年前の「テクノ歌謡」コンピ、関連本は、ただのコミックソングや、歌謡曲でもなんでもないバンドまで混同した酷いものだったし、私が編纂した『イエローマジック歌謡曲』も80年代に焦点を絞った、レイドバックした歴史観を持たないものだった。しかし、今回の一連の「テクノ歌謡」シリーズは、Perfumeがブレイクした2008年から70年代末の誕生までを遡って帰納法的に捉えた、ひとつの歴史物になっているのが特徴。ソニー、ホンダが世界進出を本格化し、日本がジャパン・アズ・ナンバーワンと揶揄された80年代初頭に、時代の徒花として生まれた「テクノ歌謡」にも、今日のPerfumeブレイクまでには30年という長い歴史があったのだ。