「銭湯遺産」
☆☆☆
不満点が2つ。
定価(5800円)が高いことと、写真が小さいこと。
税込み6000円もするのだから、もっと大きな判型で出してほしかった。
写真も沢山あるのは良いのだが、一つ一つが小さくて迫力に欠ける。


「銭湯:「浮世の垢」も落とす庶民の社交場 (シリーズ・ニッポン再発見)」

誤りが多く、調査不足
町田氏は銭湯業界では有名でたくさん本も出されておりますが、
近年はどうも銭湯の興味が薄れているらしく、これまでの著書以上の内容はありません。
それだけならまだいいのですが、現在の銭湯に関して明らかに調査不足で、
事実誤認のまま書かれていることも多々。
特に「日本に2人しかいない銭湯のペンキ絵師」は大きな誤りで、現在は3人とするのが定説です。
昔とった杵柄にあぐらをかかず、しっかりと丁寧な仕事をしていただきたいと思います。