邦楽アイドルGが初演11月21日 5時26分動画nhk
若い人たちに邦楽に親しんでもらおうと徳島県が和楽器の若手の女性演奏者で結成したグループの初めてのコンサートが徳島市で開かれました。
このグループ、「ほう楽★ガールズ徳島」は阿波おどりや阿波人形浄瑠璃など箏や三味線を使った伝統芸能が県内で盛んだったことから、県がことし8月に結成しました。
メンバーは、県内の大学生や社会人の女性9人で、箏や三味線、それに笛を演奏します。
20日は徳島市のホールで初めてのコンサートが開かれ、現代的な柄の着物や髪飾りを身につけたメンバーが6曲を披露しました。
このうち、オリジナルの曲「UZUSHIO」は、コンピューターで作った音楽に乗せて和楽器を演奏するものです。
会場にはおよそ500人が集まり、伝統芸能と現代音楽の融合を楽しんでいました。
阿南市から訪れた女子高校生は「邦楽部に所属していますがふだん演奏する曲とは違いとてもポップで、演奏したくなりました。衣装もかわいくてオシャレで、ファンになりました。また見に来たいです」と話していました。
また、徳島県とくしま文化振興課の大崎理英さんは「きょうの演奏を見て、若い人たちが邦楽を楽しみたいと思ってくれたらうれしいです」と話していました。