(2)スプリントが連結子会社から除外された場合
スプリントの純資産額と総資産額は非開示なので2013年度(第34期)有価証券報告書を参考にすると
2014年3月31日に終了した3カ月間
総資産額84,689百万米ドル 1ドル110円で総資産額9,315,790百万円
純資産額25,312百万米ドル 1ドル110円で純資産額2,784,320百万円

スプリント通期最終損益は2014年-33億ドル、2015年-20億ドル、2016年-12億ドル2017年+73億8900万ドル
なので子会社化時とほとんど変動ないとみなすと
総資産額31,180,466-9,315,790=21,864,676
純資産額5,184,176-2,784,320=2,399,856
自己資本比率は2,399,856/21,864,676×100=10.98%
自己資本比率はやや下がってしまう計算になる

(3)上記(1)(2)の両方を考慮した場合
総資産額は31,180,466-9,315,790=21,864,676
純資産額は5,184,176+8,105,609-2,784,320=10,505,465
自己資本比率は10,505,465/21,864,676×100=48.05%
自己資本比率は(1)よりもさらに上がる

格付け機関は保有資産の時価を考慮しないため(1)や(3)は無視され、
スプリント持分法適用会社化の際に(2)の連結除外だけが加味されるだろう

スプリント合併が承認されると有利子負債は圧縮されるため投資格付けが大きくプラスに作用するが
同時に自己資本比率が低下することで投資格付けがややマイナスに作用するため相殺されて
格付けはそこまで劇的には改善しないか?