■■■球場概要
2007年11月下旬着工。2009年3月16日竣工。3月28日完成式 工事期間:約1年4ヶ月。
建築面積22,845u延床面積39,283u。鉄筋コンクリート造+プレキャストコンクリート造+一部鉄骨造。地上7階。最高高さ30.65m。杭基礎。
■■■グラウンドと周辺設備
右翼100m、左翼101m、中翼122m、面積12,675u。左右非対称。
左中間115.2m、右中間116.2m(公式には未発表)。
■芝生
内外野総天然芝。夏芝ティフトン419、冬芝ペレニアルライグラス。日本体育施設とゾイシアンジャパンが担当。
■土
内野+外野ファウルライン沿いの土は、現市民球場の黒土をベースに赤土を混ぜた混合土。
マウンドは、黒土だった現市民球場とは違い、大リーグ球場のように硬く、足元が掘り返されにくい。外野フェンス際はアンツーカー。
■グラウンド管理
芝生散水用スプリンクラー57基をフィールドに配置。外野は芝目のラインが綺麗になる芝刈り機2機、内野は手押し式の芝刈り機で芝を管理。
芝管理は、カープが日本体育施設とゾイシアンジャパンに委託。
芝生用の土壌は、風化花崗岩と呼ばれる土を一度洗浄、成長の妨げになる粘土分を洗い流して砂に近い状態にしたもの。
これにより、水がよく浸透し芝の成長を促進する。
■外野フェンス
基本的に、高さは2.5m(ラバーフェンス1.8m+金網0.7m)。レフト三層部分は3.6m(二層目)以上がHR。ライトのぞきチューブ上は2.5〜3.4m。
高さ・ラバーの種類選定にカープ緒方孝市外野手の意見を取り入れた。ラバーは甲子園で使用実績のある素材を採用。
太陽工業社製。http://www.taiyokogyo.co.jp/
■バックネット
素材は東洋紡の超ダイニーマ。http://www.toyobo.co.jp/seihin/dn/dyneema/
■スコアボード
バックスクリーン一体型。左に大型ビジョン(メンバー表も含めレイアウト自由)、右に時計・ボールカウント・得点表・球速・打率の表示部を配置。
大型ビジョンの大きさは7.2×23.4mで、旧市民球場の2.2倍。
■サブスコアボード
バックネット裏一階席上部に設置。 カウント・得点・球速が表示される。
■リボンビジョン
内野二階前面に設置。幅1m、長さ57.6m。
■レフト後方防球ネット
レフト後方JR線へのボールを防ぐネット。巻取り式。素材はバックネット同様、東洋紡の超ダイニーマ。
■照明塔
6基設置。1基当たり108個のランプ使用。選手の視野に入りにくい縦長デザイン。近隣に光が漏れにくいカバー付き。白一色。
■■■選手用諸室
旧市民球場との比較(一塁側)http://baseball.fan-site.net/uhyo/tan/img/2495.jpg
■ダッグアウト・ベンチ
ダッグアウト平面図http://baseball.fan-site.net/uhyo/tan/img/2326.jpg
■ブルペン
一塁側ブルペンに旧市民球場から津田プレートを移設。
■トレーナー室、仮眠室、トレーニング室、DVD室
『メジャー級の新球場施設』http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw200901180091.html