羽生結弦さんアイスショー 佐賀県での経済波及効果4億8000万円 SAGAアリーナ催しで過去最大
2/17(土) 8:22配信
佐賀新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/f88fda3403d689b38322b2da089bb74696764ca8

 佐賀市のSAGAアリーナで1月12、14日に開かれたプロアイススケーターの羽生結弦さんのアイスショーに関して、佐賀県は16日、経済波及効果が約4億8210万円だったとの試算を発表した。

 昨年5月の開業以降にアリーナで行われた主なイベントの経済波及効果は、B’Zコンサート(昨年6月17、18日)が約3億8600万円、プリンスアイスワールド(同6月10、11日)が約9380万円と試算。今回の4億8210万円は最大となる。

 県SAGAスポーツピラミッド推進グループによると、佐賀市が会場やウェブなどで実施したアンケートでの来場者と主催者による宿泊、飲食、土産物の購入費を、産業連関表に基づいて算出した。主催者側によるスケートリンクの設置委託費などの地元発注は含んでいない。

 2日間の公演の来場者が1万600人(県内2割、県外8割と仮定)、主催者が150人(全員県外で、9日間滞在と仮定)として、消費額を3億1409万円と計算した。内訳は、県外からの来場者の7割が県内に宿泊したと仮定し、宿泊費が1億4535万円。交通費2999万円、飲食費7521万円、買い物6354万円。

 県SAGAスポーツピラミッド推進グループは「国内だけでなく中国、韓国、タイ、フランスからも来場されて、市の中心街への回遊も一定あったようだ」と話す。(大田浩司)