体力が尽きるまで走り続けた大黒柱に、足を引きずりながらも鬼の形相でゴール前に立ちはだかった守護神。

ラウンド16、準々決勝と続けてPK戦にもつれ込んだ死闘を制し、98年以来の準決勝にコマを進めたクロアチアだが、代償として多くの主力選手が体力的に消耗している。

中3日で迎える準決勝までに、どれだけリフレッシュして臨めるかが重要になるだろう。

チームが苦しい局面を迎えた時に頼れるのはやはり、キャプテンと10番の重責を背負うルカ・モドリッチだ。

今大会の主役となった「魔術師」が、その足で新たな歴史を切り開く。