5 名前:リーガφ ★[] 投稿日:2010/06/03(木) 21:06:36 ID:???0
そもそも、トルシエ氏と中村俊は因縁の間柄。同氏が日本代表を率いた2002年日韓W杯では、当時売り出し中の中村俊を代表メンバーから外したことがサプライズとなった。
またその落選理由を「ベンチに座っているとき、試合を見ずに前髪ばかりいじっていた」としたことで、2人の確執が表面化した。
あれから、8年。2002年日韓W杯で日本をベスト16に導いたトルシエ氏の今回の提言は、決して感情論ではない。
ナカムラを知り尽くしているかつての指揮官だからこそ、のアドバイスだ。
中村俊は痛めている左足首の状態について「もう問題ない」と話しているが、いまだに痛み止めの注射を打つなどの治療は続いている模様。
同じ故障に悩まされた元日本代表選手は「奇跡的に痛みがなくなることはありえない。本番もだましながらやっていくことになるでしょうね」と話す。
W杯までに完治しないという情報は、トルシエ氏の耳にも入っている。
岡田監督の構想では攻撃的MFを3人にして、その右サイドに中村俊を置く。しかし、0−2で完敗した先月24日の韓国戦で、このポジションに入った中村俊は、ほとんど仕事ができなかった。
さらに大一番に弱いのも中村俊の特徴。前回のドイツW杯では、本大会直前に風邪をこじらせて発熱。
1次リーグのクロアチア戦には「出られません」と当時のジーコ監督に泣きを入れたが、「這ってでも出ろ!!」と一喝された。結局、試合では満足なパフォーマンスはできず、勝利を逃す一因となった。
中村俊の足の状態、これまでの経緯を把握した上で、トルシエ氏はW杯本番での先発起用を危惧するのだ。
「ナカムラは2002年から成長した。あの左足は紛れもなく世界レベルです」と実力は認めている。しかし、それも状態が万全ならという条件付きだ。
確実にゴールを奪える得点パターンが全くない岡田ジャパンにとって、中村俊の左足は確かに大きな武器になる。
後半の大事なFKの場面で、中村俊を投入−は、トルシエ氏の提言する「日本と俊輔の生き残る道」でもあるのだ。