フィギュアスケーターズの華麗ないちにち 7日目
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Pチャン「そういえばケヴィンのエキシの衣装も片そで破けてたよな。 冷えるだろう、ほうらホッカイロだ」 チャッキー「わあ、お兄さんありがとう、って、言うかーーー!! 僕の方が年上だし、あれはああいうデザインだっ!」 Pチャン「……いや、別にノリツッコミは期待してなかったのだが。腕を上げたな」 ナンデス「やれやれ…ファイナル進出を決めたはいいが、さすがに手強い相手ばかりだ」 羽生「はびえるくーん、どうしたの?」 ナンデス「ああユヅルか、ファイナルに向けて挫けないようモチベーションを」 羽生「餅?ずんだ餅は食べた?おいしいよ!」 ナンデス「あのさ、ちょっと落ち着いて僕の話を聞いて」 羽生「よし!わかった!あっちむいてホイをしよう!こないだ教えたよねっ」 ナンデス「(全然わかってない…)ああ、Vサインは拳に負けるんだっけか?勝った方は人差し指を」 羽生「今度は野球拳を教えてあげる!でも女子を交えてするのはまだ僕らには早いね(*ノノ)」 ナンデス「(全然通じてない…なんかわからんが笑っておこう)HAHAHAHAHAHA!」 羽生「はびえるくんは朗らかだなあ!ははははは、僕はやるぜ!ファイナルでもやるぜ!」 とりあえず、二人揃って笑顔で拍手 プル「アーチャ、仙台のおいしい牡蠣はまだ〜?」 ガチ「NRW杯の準備しなくていいんですか」 プル「大丈夫。僕様なんとかしちゃう人だからwww」 ガチ「コースチャ、ユヅルに頼んでくれました?」 麺ショ「彼、携帯持ってないんだねー。なんとか調べてカナダの自宅にかけたけど留守電だ」 ガチ「そうでしょうね、付き添いのお母さんも仙台に帰郷したんですから」 麺ショ「アーチャの携帯に仙台の羽生家の番号入ってたからかけてみたが、拒否られてるね。何したの?」 ガチ「僕が聞きたいですよっ!あー、なんかお腹痛くなってきた」 イリニフ&トカチェンコ「征露丸飲む?なんか不愉快なネーミングで臭いけど効果は絶大」 ガチ「いえ……いいです。むしろ太田胃散がガスター10が欲しい」 Dテン「今忙しいんだけど、何か?」 ガチ「そのテンじゃないっ!あ、いえごめんね」 プル「そんでさ、牡蠣はまだなの?」 ガチンスキーが仙台のおいしい牡蠣入手問題に苦悩している頃、羽生家では―― ゲデ子「仙台はお寿司だけでなく牡蠣単品でもおいしい!生でイケちゃうわ」 羽生父「いつも息子がお世話になっております。ぜひおもてなしさせてください」 ナンデス「ユヅルのお姉ちゃんは美人でいいなあ。お母さんも若くて上品だしさ」 羽生「お世辞いわなくても、ちゃんと牡蠣ご飯のおかわりは用意してるよw」 オーサー「いや社交辞令抜きで実に素晴らしいご一家だ。御礼にアレを披露するか」 ゲデ子「Twitterで評判のよかったポーズね?よーし張り切っちゃうぞ」 ――オーサー・ゲデ子・ナンデスの「見ざる聞かざる言わざる」の真似が大好評! 「>>89 を読んだ時は他人ごとだと思っていたのだけど」 クリスティーナ・ガオは参考書とノートをきちんとバッグに収め、パッキングを終了した。 「ほんとに出場要請って急に来るのね……今できるかぎりの全力を尽くすわ」 まさかの繰り上げ出場、からのまさかのGPF優勝、来るのか来るのか? エキシ衣装はしっとり系・コミカル系の2種類とも、スーツケースに収納済みだ。 ほぼ同時刻、ジョニ子はクリスマスデコレーションを済ませた自宅の中央で仁王立ち。 「ダーリン!今年は夫婦としてクリスマスを迎える事ができるのね。アタシ嬉しい!」 「僕もだよジョニ子(よくこれだけ飾り立てたものだ!すごいよジョニ子!)」 ミハル「すっごい飾りっすね。なんか俺までついて来ちまってすいません」 ジョニ子「まあ同門だし、別にいいわよ。夜には帰ってね。 でも、なんでジェフまでいるのよ」 バトル「うん…なんでだろうね…ミハルに聞いておくれよ…(遠い目)」 ミハル「それより何でお前がいるんだっ!ナンソン!」 ナンソン「え?いや、僕はジェフに誘われて、あの…」 バトル「あ、うん、一人じゃ怖…じゃなくて振り付けの話もしたかったからさ」 ナンソン「わあ、有難うございます。まだまだこなせてないですけど…」 バトル「いや、よく滑ってくれてるよ。じっくり仕上げていこう」 ミハル「ジェ、ジェフって… ぬ、抜け駆けしやがって…;」 Pチャン「お前も頼めばいいだけじゃん。ジェフ、俺のも後で見てくれよ」 ジュベ「そうだ、怯むな、突き進め。なんならコーチも頼めばいい」 ヤグ「…それはお薦め出来ねぇがな」 ジョニ子「アンタ達はどっからわいたのよっ!!」 ジョニ子はクリスマス料理の計画を立てたりもしつつ 先輩人妻競技スケーターであるジェナ・マコーケルに助言を乞うたりしてみた 「旦那実家にもターキー分けた方がいいかしらぁ?」 「そこまで気を使わなくてもいいんじゃない?向こうもお返しとか面倒でしょうし」 「そうねぇ。ところでジェナって家計簿つけたりしてる?」 「うーん、そのへんはザックリ把握してるって感じよ。細かい事言ってたら続かないから」 「ザックリと、ね?φ(..)メモメモ。アタシたちはお姑さんが優しくてよかったわよね〜」 「日本では嫁姑の不仲を題材にしたドラマが大ヒットして、実話系コミックスも山ほど出てるそうよ」 「考えられないわよね〜え。恋でドロドロするドラマならいいけどー」 「やーだジョニ子ったらw不倫はダメよ〜」 すっかり井戸端会議モードである ほったらかされた男子スケーター陣は、ミハルが「お義兄さんのオヤツを拝借!」して持ってきた ミスタードーナツの種類の豊富さに驚嘆しつつ、モリモリ食べている 「あ〜もう、今スグ駆けつけて全部屋掃除してあげたいわっ!」 ソチのオフィシャルホテルについての報道を見て、愛用掃除グッズを抱えて走りだすジョニ子。 「君一人じゃ選手全員の部屋掃除は無理だし、電気が通ってないのは修理できないってば」 そしてそれを必死に止めるジョニ子旦那。 「勝手に乗り込んで掃除を始めたら、ホテル側と揉めてかえって選手に迷惑がかかってしまうかもしれない」 「そ、それを言われると辛いのよ……掃除機だけでもかけてあげたいのに〜。・゚・(ノД`)・゚・。」 「ちょいとジョニ子!アタシが華麗なる復活を遂げたってーのに、休んでんじゃないわよっ」 エマは地団駄踏むのだったが、ジョニ子はまたしてもお出かけ中で、その上なぜかスケパシーが届かない 「まったくもう……つまんないじゃないのよ……とっとと帰ってらっしゃいっ!!」 〜某所にて〜 レイチェル「お土産に気が回るようになったのはいいけど、何でクッキーなのよもぐもぐ。 黒海と言えばキャビアでしょもぐもぐ」 Pチャン「だったら食うなよ!俺の小遣いじゃキャビアなんて買えねーよ!」 リッポン「でもこの『黒海に行ってきましたクッキー』って本当にソチで買ったの? 君、いったいどこに寄って来たの…?」 Jテン「そうそう、お土産と言えばエマ先輩からパトリックに預かり物がもぐもぐ」 つ『関大ドリル』 Pチャン「いるかーーー!こんなものーーーー!!」 チャッキー「ザヤるなんて信じられないよ。 ちゃんと計算してれば、 絶 対 に、 間違えようがないじゃんもぐもぐ」 〜また別の某所〜 織田「いだだだだだだだだだ!急に耳が痛いーーーーー!!」 小塚「大丈夫なるくん?!ほら『黒海に行ってきましたクッキー』食べて落ち着いて!」 日本文化通(というか独自のおもしろ解釈を外国人に伝えてしまう)美姫と連絡が取れず、 ミライは両親に招き猫の件について質問をしてみるのだった 「上げている方の手でお客様や売上を呼び寄せているんだ」 「右手を上げているとお金、左手を上げているとお客様を招くのよ」 「じゃあ、マイクを持っている猫は?」 思わぬ質問が娘の口から飛び出し、長洲夫妻は顔を見合わせる 「・・・なんか伝えたい事があるんじゃないのかな?」 「由来が神社やお寺に伝わる伝説の猫らしいし、お告げかもしれないわねえ」 だいぶ前に日本を離れた長洲夫妻はカラオケのまねきねこを知らない 「お告げかぁ・・・また日本に言ったら、あの看板を見たら、耳をすませてみよう」 ミライは日本を再訪するのを楽しみにし、ノートの片隅にキティちゃんの絵を描いた 「心から〜心から、思う君〜が信じてるものが何ですか♪」 ドカーン!!! クリスタル・ケイの歌で日本語を勉強するジョニ子の前に、エマが天井を突き破って落ちてきた 「アタシったらちょっと本気で練習するとこれだからwとんだ堕天使ね?フフッw」 「うっさいわよ!この年増!歌を邪魔したうえに家まで壊して!」 「アンタのヘボい歌の音程ほど壊れてないから気にしないでw」 「気にするわよ!冬よっ寒いのよっ」 「アホほど買った毛皮着ればいいじゃな〜い?または旦那に暖めてもらったら?」 「エマ、アンタ妬いてるの?(憐)」 「んなわけないでしょ!バーカバーカ!ついでに音痴!」 「音痴じゃないわっ!たまに声量と音程が抑えきれなくなるだけよっ」 ジョニ子とエマがアメリカでトンチキな争いを繰り広げているさなか、カナダでは一人の純朴な青年が 重大な決意とともにTwitterへ思いをアップしていた 「二度目の登山への挑戦は……最初の登山の経験があってこそだよ。ありがとう、そしてさよなら」 ジョニ子「アタシもSTARS ON ICE JAPAN TOUR 2013に出演する事になったわー!」 エマ「あらそーなの?せいぜいみんなの邪魔しないようにがんばってらっしゃいな」 ジョニ子「ジョアニーの黒ジャンプスーツ衣装が着てみたいのよ〜」 エマ「アンタが着たら破けるに決まってるわっっっやめなさい!」 ジョニ子「確かにエナメル調で伸縮性なさそうだけど、肩すぼめれば入るわ♪アタシ痩せたし」 聞く耳もたないwktkジョニ子を放置し、エマはこっそりとメールを打った 【絶対】ジョアニーへ:ジャンプスーツ衣装はしっかりと鍵のかかるケースに保管よ!【重要】 ジョニ子「人妻としてめくるめく1年が過ぎて2年目の生活が始まるわ〜!あ、そういえば新年おめでとうw」 2年目を迎えても相変わらずアツアツ新婚カップルなジョニ子んちにクール宅急便が届いた 「あら、ユヅルからだわ。焼いて食べる貝をお祝いに送ってくれたみたいよ」 荷物の中身は大量のサザエだった エマ「サザエは壺焼き、お造り、佃煮にさざえめし、白ワイン焼きなんかもお薦めね」 ジョニ子「あんたまだいたの!?屋根裏にでも住んでるの?!」 エマ「いいえ、ベッドの下、って違うわよ。 それよりナショナルの打ち上げここでやることにしたから。 サザエ食べきれないでしょう〜?アタシったら気遣いやさんw」 ジョニ子「帰れ」 しかし、既に到着したピンクバスからはメープルっ子たちが。 チャッキー、ナム君はにこにこ元気いっぱい。更にオズモンドはほっぺもつやつや。 チャッキー「サザエ尽くしだって。楽しみだなぁ(*´∀`)」 ナム「僕、久しぶりにケヴィンとご飯食べられるのも嬉しいよ(*´∀`)!」 オズモンド「デザートはクリームたっぷりのカップケーキだって(0゚´∀`)!」 一方、珍しくテンションの低いPチャン。 Pチャン「うう、NYは寒いなぁ…。若い子は元気だねぇ…ゴホッゴホッ」 Jテン「急に老け込み過ぎたろw」 ジョニ子「いいから帰れ」 帰れと言っても帰らないメープルズの説得を早々に諦め ジョニ子は『日本のTVショーでのアタシ出演部分』録画を流して自慢を始めた 「有名な映画監督やV系バンドボーカル兼コメディースターと共演したの そのうち映画出演やバンドデビューのオファーが来るかも〜!」 「なにそれアンタ詐欺かなんかじゃない?」 茶化すエマにジョニ子は反駁する 「詐欺じゃないわよっ!第一アンタの衣装なに?ユヅルのパクリ?」 「違うわよケントのパクリよ」 エマはエマで『アタシもJOYのそっくりさんとして売り出せないかしら』などと野望抱き中 ジョニ子「きゃー、やったわ! アタシの眉毛ちゃんが、ヤッタワァ*.゚゚・*:.。..。・:*.゚(n‘∀‘)η*.゚゚・*:.。..。・:*.゚ いえ待って、眉毛くん?眉毛さんかしら?」 美姫「少し前なら眉毛王子がお薦めだったけど、流行りは過ぎたわね」 ジョニ子「あらミキ、いらっしゃい。調子はどう?」 美姫「元気よ、ご心配なく。練習の合間に編集作業もしてるけど、 そろそろ冒険のひとつでも欲しいとこかしら?」 ナム「何であんなに眉毛が気になるのかな?もぐもぐ」 オズモンド「さっき見(せられ)たショーのメイクも凄かったよね!もぐもぐ」 Jテン「眉毛フェチ?もぐもぐ」 エマ「てかアンタ達いつまで食べてんのよもぐもぐ」 チャッキー「そうだよっむぐむぐ!ミキさんが冒険したいってもごもごっ! ほら、早くそっちも平らげてもぐもぐもぐっ!」 Pチャン「落ち着け、まずはユーロと全米の打ち上げの飯を食ってからだもぐもぐ」 一方ユーロでは――フランス勢各キスクラで応援に熱中し、ペシャラが過労でぐったりしていた 「さっきうっかりトマシュんところも行きそうになっちゃったwwwイケナイ女ね、私ったら」 アモディオ「姐さんやりました!ユーロで三つ目のメダルです!全部、色違いっすよ! ペシャラ「やったわね、フロラン!よく頑張ったわ」 アモディオ「姐さんの応援のおかげっすよ!」 ペシャラ「ふふ、ご褒美にいいこと教えてあげる。なんとユーロのメダルを五つ集めると 巨大なトカゲが現れて何でも願いを叶えてくれるのよ」 アモディオ「ええ!って、やだなぁ、それドラ○ンボールじゃないっすかぁ。 騙されませんよ、HAHAHAHAHA」 ペシャラ「やだ、ばれちゃった?うふふふふふ」 ・・・・・・・・・・・・・・ アモディオ「・・・俺の姐さんになる人ってみんな冗談好きなのかな」 ナンデス「ミキに比べるとナタリーはディテールが雑だけどね。 よくあれでド○ゴンボールだって解ったね」 ミハル「そんな事より早くバトル兄さんにメダル見せに行こうぜっ!」 アモディオ「兄さんじゃねーしw」 ナンデス「僕達、関係ないし(苦笑)」 マヨロフ「(てか、ミハルも別にバトルとは関係ないよな。変な奴!)」 一方、街の片隅のある酒場・・・ 「いらっしゃーい・・・・」 「あら、せっかく今日も来たのに辛気臭いじゃない!」 「ミキちゃん・・・・俺、もうこの店やめたい・・・」 「だめよ!せっかく『どん底から這い上がってやる!』て宣言したあんたのために開いたお店なんだもの!」 「でもお客さん見てよ!!類友呼びすぎ!!」 店内はここ最近の試合でやらかしてしまったスケーターたちでごった返していた。 「いいじゃない!ここで一杯やって悔しさ晴らして次の試合に前向きに向かっていくんだから!」 「・・・・でも、あれはどうなのよ?」 マスター・小塚の指差す方向には、 、 、 、 、 、 今では誰にも名前を呼ばれることも無くなった男が独り佇んでいた。 手術が成功してゆっくり静養しているプルシェンコのところに、クール宅急便が届いた 「ジョニ子からだ!何かな?化粧品だったらヤナにあげよう」 ――大量のターキーサンドだった 某料理対決番組で好評だったため、自慢したかったらしい 同時刻、木原龍一は羽生から翼の生えたシマウマを贈られ頭を抱えていた 「デトロイトで移動に慣れないうちは使ってください、って……無茶だ!」 「まぁどうにかなるよっ」 相棒の成美はまったく動じることなく、シマウマ語と会話するべく勉強を始めている 「うっわ、いきなり四大陸派遣決まっちゃったし!」 ドンブーは大急ぎで各種調整に勤しんでいた。 「まさかまた製氷頼まれるなんて事ないよね?」 ちょっと不安だったりする。 ま、頼まれたらやるけども。 「あ〜ん、ジョニ子〜、(全米)失敗しちゃったぁ ;」 「あ〜ん、ジョニ子姐さん〜、怪我しちゃったぁ ;」 未来とリッポンがジョニ子宅にやってきた。 「全くアンタ達はしょうがないわね。ほら、涙拭いて!はい、お鼻チーン!」 かいがいしく世話するジョニ子の後方からPチャンとエマが声をかける。 「ミライ〜、バウムクーヘン買って来たぞ。これ食って元気だせ。 皮を一枚一枚剥がして食べるのが日本流なんだってな(美姫談)」 「アダムもいつまでも泣いてちゃ駄目よ〜。お兄ちゃんでしょ!」 「・・・・アンタ達、本格的にうちに住みつきだしたわね」 バトル「皆で四大陸を応援しようと思ってさ。僕のナンソンが頑張ってるよ。 あ、これ差し入れの手作りクッキーね」 ランビ「僕のデニスも頑張ってるよ〜。勿論、僕も手作りクッキー持って来たよ」 ジョニ子「アタシの眉毛ちゃんとユヅルも頑張ってるわよ! クッキーなんててんで料理レベル低いわね!その程度で料理男子(?)名乗らないでちょうだいね!」 リッポン「何を張り合っているのかな?…グスグス」 Pチャン「俺も引退したらあんな風になるのかなぁ?取りあえずケヴィン頑張れ〜」 (表彰台のどまんなかの)チャッキー「ケヴィンがんばった!」 (その右隣の)羽生「え、どうしたんですかいきなり」 チャッキー「いや>>125 のパトリックに応えてみたよ」 羽生「そういうハンパなメタフィクションを……」 チャッキー「ケヴィン日本語覚えるの超がんばった!」 羽生「そこかよっ!」 ジョニ子「日本だとケヴィンはハリーポッターって認識らしいわよ」 Pチャン「えっ。映画間違ってない?」 エマ「ケヴィンはわしが育てた」 バトル「はいはい」 ドンブー「大阪のリンクはわしが育てた(?)」 アーロン「えっ!そうだったの?!」 マイナー「うわあ、それはご苦労さま。ありがとう」 成美「無良父子も拳ごっつんこしてたよー」 木原「今から文句つけに行くの?」 成美「まさかwあれ著作権あるわけじゃないし」 シマウマにニケツで帰宅するようになった二人 成美はシマウマを完全に飼いならし、馬上でディカルトポジションを決めている 『あの姿勢で乗る方もすごいけど、乗せて動じない方もすごいよ!』 木原は成美とシマウマともに尊敬しているのだった シブタニ兄妹は無事演技を終え、ヨドバシカメラで購入した機材の取説を解読している アレックス「これ全部使いこなして映像編集するんだ〜」 マイア「美姫をアッと言わせるすごい動画にしましょう」 ジョニ子宅で祝勝会を開いてもらいつつ、チャッキーはつぶやいた。 「……城が欲しい」 「22やそこいらで一国一城の主になりたいのか!?なんだそのいきなりな野心全開は」 驚くPチャンにチャッキーはファンミで撮ってもらった記念写メを見せる。 「ほら大阪城だ」 「……なるほど、こりゃすごい」 「冒険できてないんだから、せめて城には住んでみたくなるじゃないか」 二人で盛り上がってるところに、エマが乱入する。 「金メダル獲得が一番の冒険よ?もしお城建てたら天守閣は内側を金色に塗ってアタシにちょうだい」 「あげますあげます!ぜひ住んでください(魔除けの代わりに)」 「ちょいとアンタ、( )の中身がなーんか透けて見えるんだけど」 「気のせいですよ〜」 Jテン「魔除けっつーかエマ姐自身が魔では?」 ロゴジン「それは言いっこなし!」 小塚がひっそり営業している残念酒場の扉を元気よく蹴破る者がいた 「どうもーっこんちわー!リラックマ大好き微博大好き自撮りやめらんねーハンヤンでぇす!」 「君にこの店は不似合いだと思うよ」 「そういうのはどうでもよくって!ベルネルさんいますか?あ、いた!やったー! ファンなんです!日本に来てこのバーの噂聞いて超嬉しかったです!」 ぐいぐい寄り添い写メを連写しつつ、サインをねだり握手を強要しハグまでして、ふと真顔になる 「このこと、よそで言わないでくださいね………俺のイメージが壊れちまう」 「どんなイメージ?」 小塚の問いを無視し、ハンヤンはスキップしながらバーを去ってゆく 「なんか、がんばれる気がしてきた――かな?」 ベルネルは苦笑しつつ勘定を済ませ、立ち上がった 元・名前を呼ばれることも無くなった男を見送って 一目で義理とわかるチョコを食べつつ小塚は店の片付けを始める 「そろそろ店をたたむとするか。っていうかたたませてくれよ、ホントに!」 どかーーーん!とジョニ子宅の壁を破壊し、シマウマに乗った羽生、成美、木原が現れた。 「キーッ!アンタ達はまともに玄関から出入り出来ないのっっ!」 「ジョニーさんごめんなさい、テヘペロ。あ、いたいた、ケヴィンー」 怒るジョニ子をさらっとかわし羽生はチャッキーに近づいた。 羽生「あのね、動物好きでしょ。四大陸優勝のお祝いにこのシマウマあげる」 チャッキー「え、いいの?」 羽生「うん、そのかわり練習方法、教えて(ニコニコ」 成美「ちょっとぉ、そのシマウマ私達にくれたんじゃなかったの」 木原「まあ、いいじゃない。ケヴィンも喜んでるし (馬上であんな綺麗なディフィカルトポジションとられたら僕の立つ瀬がないじゃないか。 シマウマにパートナーの座を奪われてしまう!)」 チャッキー「わあ、嬉しいな、ありがとう。嬉しいなぁ…嬉しいなぁ…」 Pチャン「おまえ…、泣くなよw」 チャッキー「泣いてないよ!どんだけシマウマ好きなんだよ!」 城を持つ前に、ジョニ子宅の壁修理を請け負うはめになったチャッキー。 Pチャン「で、俺がまた手伝うわけなw」 チャッキー「ついでにシマウマの飼育小屋も作ろう」 Pチャン「このところ大胆になってるよね?君」 チャッキー「補修ついでに城に改築しちゃわないだけの良識はあるよ?」 チャッキーが飼育小屋でいそいそと翼持ちシマウマの体にブラシをかけるのを ジョニ子は苦笑しながら見守っている 「アタシも乗馬やってたから馬は好きなのよね〜黙認せざるを得ないわ」 チャッキー「名前なんにしようかな〜♪」 Pチャン「ステファンでいいじゃん。元々ランビエールのだしな」 チャッキー「えー…その名前はちょっと…」 町田「何が不満なんだ」 Dテン「失礼極まりない反応」 イリニフ「ランビ様の魅力が解らないなんて最低ですぅ!」 ジョニ子「白黒だしピンちゃんでいいんじゃない」 羽生「ピンちゃんはパンダなんでしょ?」 エマ「じゃあ、イリヤ」 本田「それキリン」 ヤグ「おい、さらっと暴言吐くな」 チャッキー「ん〜、じゃあパトリックにしようかなw」 Pチャン「へ、なんで?」 チャッキー「ほうら、パトリック、そんな所でう○ちしちゃ駄目だよ〜」 Pチャン「やめろっっ!!」 リッポン「パンツ汚さずに済んで良かったねw」 そうして、某酒場 未来「あ〜ん、また携帯壊れちゃったですぅ〜。タカ、新しいの買ってください!」 小塚「今日誕生日の人間にねだることか・・・(−−;)」 チャーリー「誕生日おめでとうタカヒコ!」 ハンヤン「先日はどーも!お祝いにクマ持ってきましたクマ!」 ベルネル「さっきリア充会ってのを作ったんだ。結構会員が集まったよ」 アーロン「僕が一番下っ端なんですwお店の掃除を手伝いましょうか」 ジャン・ブッシュ「僕も手伝ういます。彼女にふさわしい男として成長したいし」 小塚「……頼むから全員帰ってくれ」 同時刻、別の酒場にて ミハル「リア充会の入会案内、きた?」 トラン「きたけど返事出せないよ」 ミハル「……だよなあ」 Pチャン「つーか怪我は治ったのか?怪我なんて誰にでもあるんだ。残念の意味合い違うだろ」 チャッキー「パトリック!僕のシマウマに勝手に乗らないでよ!」 小塚「日本語の微妙なニュアンスまで理解できるようになったんだね。 でも、日本は屋根からじゃなく扉から出入りする習慣なんだ」 Pチャン「お約束だ。いいからラーメン食いに行くぞ」 チャッキー「ポケモンセンター!ポケモンセンターに行きたい!」 Pチャン「ガキ。見ろ、彼女がいなくても雄々しく生きている奴もいる」 チャッキー「ほっとけ!パトリックだってラーメン、ラーメンって 部活帰りの男子高校生じゃないか」 ハンヤン「カラオケ。カラオケ行きたい、ナンソンもそう言っている」 ナンソン「え?!」 アレックス「締めはお好み焼きで!」 小塚「OK、わかった。じゃあ順番に片付けていこうか(苦笑)」 リッポン「…結局、女の子を一人も誘ってないじゃないか。やれやれ。 マイア、たこ焼きデートしない?グレーシーにマックスも一緒にどう?」 マイア「嬉しいwたこ焼き大好き」 ゴールド「たこを焼くの?面白そう」 アーロン「(同じリア充でも方向性が違う気がする… 気をつけよう)」 Pチャン「なんでカラオケボックスのラーメンなんだ('A`)」 チャッキー「文句つけつつ人の分まで奪うなよ!僕のメンマ返して」 小塚「でさ、ハンヤン…ナンソンはいつマイクを離してくれるのかな」 ハンヤン「バラード大好きスイッチ入っちゃいましたねーあと1時間は歌うでしょ」 ナンソン「〜♪(ああ、日本のカラオケは音響最高!僕の切ない声にピッタリ!)」 アレックス「(こっちに合流して正解だったようだなw)お好み焼き最高」 リッポン「たこ焼きも最高wあ、マイアのたこ焼きもひっくり返してあげよう」 マイア「うふふありがとう、上手ね〜グレイシーったらたこ焼きにおやつ入れちゃダメよぅ」 ゴールド「だって彼氏が甘いの好きだし」 アーロン「(いやそういうわけでもな…まあいいや)チョコ入ってるのかーすごいねw」 チャッキーはやっとたどり着いたポケモンセンターを前にクワド跳びそうに なるのを必死にこらえ、入り口で写メを撮っている 「長かった……長かったよ、ここまでの道のりは!」 「ナンソンが20時間もバラード歌い続けるなんて思いもしないものな」 珍しく眼が死んでる状態のPチャンはチャッキーにつられて写メを撮る (当のナンソンは「空気汚染のせいか喉から血が出る」と訴え耳鼻咽喉科へ行った) 同時刻、都内でヘルゲソン姉妹は迷子になっていた 「ねえヨシちゃん、本当にヨッシーアイランドが日本にあるの?」 「ゲームのセンターがあるって聞いたんだもんっ」 情報がざっくりしすぎかもしれない Dテン「やっぱりランビさん印のタコヤキ器はすごい。おいしくて力の湧くタコヤキをつくり上げる」 世界選手権前にランビのタコヤキ器を借りてきたDテンは、感無量状態 Dテン「あれ?12個焼いたはずなのに、まだ1つしか食べてないのになぜ残りが8つしかないのか」 Pチャン「(モゴモゴ)ん?どした?(ハフハフ)」 Dテン「あ、あなたって人はー!!3つ戻せすぐ戻せそのまま戻せ〜!」 Pチャン「2つしか食べてないよ(モゴモゴ)〜!」 実はタコヤキ・スキヤキ・テリヤキ大好きなチャッキーも、ランビ印のタコヤキを1つ拝借している チャッキー「デニスごめん・・・我慢できなくって、つい。あとパトリックもごめん」 「さて、と…」 ワールド組を送り出し、静かになった店内で、小塚はおもむろにトンカチと釘を手にした。 そしてドアに鍵をかけ、更に板を打ち付ける。 「誰も来ませんように誰も来ませんように誰も来ませんように!!」 ひとつ打っては日本選手のため。 ふたつ打ってはライバルのため。 みっつ打っては3枠のため、祈る方も必死だった。 「素敵だわ!次から次へとアタシの応援する選手が出場するのよ〜!」 自宅観戦しながら怒涛のツイートをするジョニ子は腱鞘炎寸前! 「みんながんばって〜!!!!」 数時間後――ジョニ子は応援に熱が入りすぎて、白目むいて倒れていた 「……疲れちゃったね?家事大変だろうし、僕の実家で少し静養する?」 夫の優しい声に、ジョニ子は息も絶え絶えにうなずいた プーさんの中身を切らしてしまい、羽生は困惑していた 「外に買いに行こうにももう夜中だし脚も痛いし」 「お困りのようだね!でも僕が来たからにはもう大丈夫!」 ――いきなり部屋に登場したその男の名は―― 「ハビエルマン!」 「…いやそこはスーパーハビエルって呼んでよ」 「それではスーパーハビ!ティッシュを持ってきてくれたんだね?」 「そうだとも!ハイどーぞ(ニコ」 「せっかくのご好意申し訳ないけど、このBOXは大容量だからプーさんからはみ出る…」 「大丈夫!(ぐいぐいめりめり)ぎゅっとプレスしたら入ったよ!」 「ああプーさんが四角い…」 「早く怪我治せよ!ごきげんよう!」 「ハビエルマーン!助けて〜!」 「だからスーパーハビエルだってのに……おやパトリック、どうしたんだい?」 「靴が臭いんだ」 「………ごきげんよう!」 「俺はスルーかよ!おいこら待てよハビエル!」 ピンチに遭遇したみんながハビエルマンに助けを求めはじめた! ジュベ「愛用のウェストポーチを自宅に忘れた!取ってきて」 バトル「僕のリュックも持ってきて!途中のコンビニでおやつ買って詰めて」 カート「バケツ片付けといて」 真央「舞妓さんの格好で京都を練り歩きたいから予約よろしく」 佳菜子「バンケで踊りすぎて全身痛い〜シップ買ってきて!微香性の」 ミーシャ「僕のも!」 高橋「もう1つ追加!」 コストナー「演技中に鼻血が出ないようにする魔法をかけてほしいよ!」 ジジュン「中国にいる間もTwitterができるようにしてください」 コフトン「俺はどうしたらいいんだろう・・・・」 面倒くさくなったハビエルマンは全部聞き流してスペインに逃げた そしてもう一人のハビエルこと、同国選手のハビエル・ラヤくんの枕元に 衣装セット一式をプレゼントするのだった 久々に実家に帰り、ぐっすり眠ったハビーだったが、 翌朝郵便受けを覗き、ガクリと肩を落とした。 フェルナンデスくんへ 破れたマントを縫って、シミ抜きもしておきました。 ヒーローのお仕事がんばってください! ラヤより 柔軟剤仕上げをしてアイロンがけも完璧なハビエルマン衣装が、 きちんと畳んで返却されていた。 モスクワ某所からハビエルマンに緊急電話がかかってきた 「こんにちは、ロシア所属のペアスケーターでタチアナ・ヴォロソジャールと申します」 「(どこから僕の携帯番号を?)よく存じてます。今日はどうなさいました?」 「私たちのコーチ、スタニスラフ・モロゾフがこのたびロシア名誉コーチとして表彰されまして」 「それはそれはおめでとうございます」 「ありがとうございます。で、祝いの席でパートナーのマックスが『ロマネ・コンティの ドンペリ割りタワー』でスタスの功績を讃えたいと言い出しまして、でもお店に断られて」 「ホストクラブじゃあるまいし、なかなか難しいでしょうね」 「場の空気が微妙になってしまったのですが、マックスは『理不尽な忍耐にはウンザリ』『ロシア人は諦めない』と」 「あー……昔いろいろありましたからね」 「今幸せだからいいじゃん、とは私の立場から言い難いわけで、どうにかしてください」 「メインコーチのニーナ女史は?」 「ウォッカ飲み過ぎて寝てます。ああ、マックスが『我慢しながらただ待つのは辛い』とTwitterを!」 5分後、ハビエルは静まり返ったレストランの片隅でドンペリタワーを作らされていた 「誰か僕を助けてくれるヒーローはいないの?胸毛の方のモロゾフはだんまり?(半泣き)」 震える手がグラスをカチカチ鳴らす度、トランコフの鋭い視線がグサグサ背中に刺さるのだった ジョニ子は友人のエリックが経営するサロンでマレットを切ってみた 「マゲを切ったスモウレスラーのような感慨があるかと思ったけど、そうでもないわ」 ガラッとイメージを変えるにはどうしたらいいのか?セットを変えてみようか? 「そんな時には・・・ハビエルマーン!ちょっとアタシの髪ブローして〜!」 呼ばれて飛び出てなんかゲッソリ、ハビエルマン登場である 「ジョニ子さん、このところスレで影薄いから無理やり呼んでません?」 「そんな事ないわよ失礼ね〜アンタの素人くさいセンスで斬新なヘアセットよろしく」 「無茶言うよなこの人」 ――1時間後―― 「確かにイメージは変わったけど・・・アンタ板前ヘアしかできないの?」 「北米基本スタイルはNG?いっそパトリックや町田の新髪型に挑戦」 「帰って!今すぐ!」 デトロイトに渡った成美&龍一は新たな趣味をみつけたりして 順調に交流を深めていた 成「ピアノってキラキラ星から先に進むのがむずかしいよね」 龍「指まで筋肉痛になりそう」 成「気分転換にガンプラ作ろう!ちょっと塗料取ってくれる?」 龍「素組みだけじゃないのかよ!本格的……うわ、シンナー臭い」 成「あー、頭ボーっとしてきた。ガンダム黒く塗ってムチ持たせちゃえ」 龍「もうそれガンダムじゃないよぅ……かと言ってグフでもないし」 成「国別キスクラ、日本チームはおとなしいなーガンダム持って乗り込むか?」 龍「それやめて!ホントやめてお願い!」 その成美と龍一のもとへ羽生がやって来た 「僕も同感です。寂しいですよね。大声での応援禁止令が出されているとかで、特に日本選手はおとなしくしないといけないらしいですよ」 「えー、そうなのー。さみしーい」 ガンダムを持っての乱入を免れそうだとほっとする龍一 「だから、僕、考えたんですよ。音が駄目ならインパクトのある衣装でおとなしく見ていればいいんです」 え?羽生君も乱入派だったのか?どうやって止めようかと悩む龍一 「見て下さい、ガンダムよりも鮮やかに目を引く衣装ですよ」 羽生が取り出したのは、プーの着ぐるみ、黄レンジャーの着ぐるみ、ハビエルから失敬して来たEX衣装 うわあ、成美はこんなの好きそうだ、どうしよう、と頭を抱える龍一 「ダメよー、中国のキスクラに行けって言われるわよー」 意外に冷静な成美の反応に安堵する龍一 デイジーダック「国別選手権も明日最終日なわけですが」 ピカチュウ「案の定中国はパンダを仕込んできたねーwロシアは猫耳ときたw」 バットばつまる「ISUから応援ではじけるなというお達しがあるとか」 プー「ここは日本だから、それは前振りと解釈しよう」 チップ「なんか文句をつけられたらフランスのエスプリと言い張ろう」 デール「エスプリかなぁ?」 スティッチ「ペシャブル+アモがいないから地味とか言われないよう、最後までがんばりましょー!」 「子供の名前どうしようかなー?タカ、ってどうしてもいれなきゃいけないかな」 「信太郎でよくない?」 プレパパ無良の元にいつのまにか美姫が降臨! 「・・・女の子なんだけど」 「じゃあ崇人子」 「ちょっとは考えて命名してほしい・・・。・゚・(ノД`)・゚・。」 頭を抱える無良の元にメンショフも降臨! 「国別の時ファンからもらった大切なスルメがあるんだけど、よかったらユイノーに使って」 「スルメだけもらってもしょうがないし、しかも水で戻してデロンデロンになってる('A`)」 「一緒にお風呂に入ったら巨大化しちゃって2mぐらいあるけどあげるね!お幸せに!」 無良は悩んだ 妻子のためにも是非ともオリンピックに出たい しかし、思いもよらぬ課題に直面してしまった …ロシアではイカと一緒に風呂に入らなければならないのか! 選手村のバスルームにはイカが標準装備なのか? やだー、そんなの! …いや、いくら何でもそんな馬鹿なことはないだろう 先のGPFやロステレに出場した人からイカのことなんて聞いてないぞ 虫が死んでたとは言ってたが、イカがいてちょー悲しいとは聞いてないもんな きっと大丈夫だ …でも、油断していると、オリンピック本番でバスルームにイカを見つけて焦る羽目になるかもしれない やはり念には念を入れてイカと風呂に入る練習をしておくべきかな… お背中流しましょうか、とか聞いた方がいいのだろうか? 赤ちゃんの入浴よりもイカの入浴で頭がいっぱいの無良であった メンショフがくれた巨大イカのせいで風呂場もいっぱいである 一方、スケーターの間でメンショフにまつわる美談が広がっていた 「コースチャはタカヒトの幸せを祈るために、幻のダイオウイカを獲って贈ったんだって!」 違う違う、ファンからのプレゼントを譲ったんだ、とメンショフが否定しても噂は独り歩きするのだった トランコフ「やっぱコースチャすげーわ!漢だな!インスタにセクシーノロケ画像載せるし!」 モナリザ・デブモロ・ニーナ「真似しちゃダメ!」 トランコフ「せめて俺がブラジャーを」 モナリザ・デブモロ・ニーナ「絶対ダメ!」 ケヴィン(カナダ在住)は、実は国別の時にフランスチームからプーの着ぐるみを譲り受けていた シマウマのお礼と怪我の見舞いを兼ねて羽生にあげようと思ったのだ ただ、羽生が既に同じ物を持っているのではないかと心配ではあった しかし、いざとなれば羽生のコーチが着てくれると考え、送る準備を始めた 「Yuzuru Hanyu」と宛名を書きかけて、ケヴィンは手を止めた 日本語で書こう!もっと親しみを込めて! ケヴィンは「コヅ」と書き直して微笑んだ 「けがは、なおった?ぷーで、げんきをだしてね!もしも、おなじぷーを もっていたら、コヅのこーちに きせてあげてね」 …?? 数日後、小塚は自宅に届いた手紙とプーの着ぐるみを見て困惑した 「確かに俺も怪我してたけど…でも、俺が元気になる物って、熊じゃねーしっ!」 あー、もうっ!ユヅに転送してやらなきゃいけないのか…とぼやく小塚 しかし、プーの着ぐるみを自分のコーチに着てほしい気が少しするのだった とりあえず小塚は自分でプーぐるみを着てみた。 「…壊滅的に……似合わない」 メール着信に気づいたので携帯を手にとった。後輩の無良からである。 「イカ好きですか?って……これは前スレからの流れとかそういう含み?彼は前スレ関係ないのに」 判断に迷ったので返信は保留。というか放置。 中京大学OB・学生一同で結婚祝いを送っておいた。 「お前がお笑いに淡い憧れを抱いているのは感じていたが… 止めとけ。人には向き不向きがある。 見る側を痛々しい気持ちにさせるのはお前も本意じゃないだろう…」 結婚祝いの手配を済ませた小塚(プーぐるみ着用)の前にPチャンが現れた。 「うわっパトリックいつの間に!って憐れみの目で見るのは止めてー! 何しに来たんだよ!ラーメンならもう食っただろ!」 「俺がいつもラーメンの事ばかり考えてると思うな。 ちょっと相談があってな。実は俺、生徒会を作ろうかと思ってるんだけど」 「・・・ああ、選手会ね」 「そうともいうな。それで初代会長は勿論、俺なんだがタカには副会長をやって欲しいんだ」 「本当に真面目な相談だ。そりゃあ構わないけど、僕でいいの?」 「うむ、ケヴィンに頼んだらやたらと興奮して、 裏の生徒会がどーの闇の組織がこーの謎の転校生がどーのと、まくしたてられて 何を言ってるのかさっぱりわからなかったんだ」 「はは… で、パトリックは選手会を作って何をしたいんだい?」 「無論、学食メニューにラーメンを追加することだ!」 「帰れーーー!!つか、学食ってどこだーーー!!!」 P「学食といえば食券のデザインどうしようかな」 佳菜子「餃子の券は大ちゃんマークを印刷するといいと思う!私似顔絵描くし!」 ttps://pbs.twimg.com/media/BFoXKgtCYAAFphs.jpg P「いいね!餃子用の皿にもこれをプリントしよう」 帰れ、とは言ったものの、生徒会長いや選手会長パトリックが心配で様子を見に来た小塚 「ぷぷっ、その食券の絵!いやいや、食券のデザインもいいが、メニューは大丈夫なのか?」 パトリック「もちろん、ラーメンとサイドメニューに決まってる」 佳菜子「えっ!味噌煮込みうどんはないの?食券の絵を考えたんだからカナの希望も聞いてよ」 麺ショフ「イカ素麺はないの?ぬる麺、けれ麺は?」 いつの間にかスケーターが集まって、ご当地麺を語りだしていた 小塚「あー、もうっ!」 町田「新EXが好評で嬉しいな♪うわっ、なぜこんなところにパトリック・チャンが!?」 P「君には学食の麺類コーナー調理場を任せよう!」 町田「いやあのオフシーズンといえどショーや練習があるので忙しいんだけど」 P「ローカル番組で料理の腕を披露してたよね?リンクサイドで食べるぶっかけ麺は旨そうだった」 町田「なんでそんな昔の局地的な話を…とにかく、断る!」 P「併設のティーラウンジの管理も一任したいと思ってるんだ」 町田(若干食い気味に)「やりましょう」 実家がレストラン経営のミライと村デーが縁の下の力持ちとして参入! 村デー「食券制だとレジの違算が出ないからラクだな」 ミライ「食材の破棄率を下げて利益をあげましょう」 無良「戻したスルメイカを食材として使ってみない?」 コストナー「イタリアのご当地麺と言えばパスタだよ!ナポリタン美味しいよ!」 小塚「あのぅ、日本人の僕が突っ込むのもなんですが、 ナポリタンはイタリアにはないのでは? それにパスタは麺状のものだけじゃないし、麺って言い切っちゃっていいの?」 コストナー「こまけぇこたぁいいんだよっ(≧∇≦)b!」 小塚「(…その顔文字も違うと思うけど、…どうしよう、可愛い(////))」 プル「イカ素麺って美味しいんだなぁ。コースチャ、もっとおかわりくれる?」 メンショフ「試作品を食べ尽くさないで下さいよ」 ガチ「(これ本当にイカなのかな?宇宙人だったらやだなぁ…)」 チャーリー「リフトを6秒以内に終わらせるって難しいよね」 アレックス「ですよね。6秒を厳守する時間感覚が欲しいです」 ポール「リフトが時間オーバーだと凹みますよね」 クリス「学食のメニュー改革は蕎麦を是非お願いしたいなあ」 ポール「何ですか突然。さすがクリスさんも親日家ですよね」 クリス「僕、日本国籍なんで、親日家という言い方はちょっと…」 アレックス「まあいいじゃないですか。蕎麦が食べたくなってきたな」 チャーリー「じゃあ、蕎麦も6秒以内に食べ終わるように頑張ろうか!」 一同「(笑)………!!」 親日家(?)アイスダンサーたちが、新メニューとして「きっちり6秒ごとに給仕されるわんこ蕎麦」を提案した パトリック「えー?めんどくさい!」 小塚「正確に6秒ごとに蕎麦を出せばいいの?給仕係やろうか?」 キャシー「昔のバラエティ番組で、5分以内に鍋焼きうどんを食べるって企画があったのね」 マイア「鍋焼きうどんって熱いのでしょう?祖母が教えてくれたわ」 メリル「コクブンとかいうスケートのレポーター男性(注:アイドルです)が挑戦してたんですって?」 キャシー「5分以内に食べないと、屋台ごと爆破されるのよ」 パイパー「やだおもしろい!ポールがそういうの好きかも」 美姫「というわけで、鍋焼きうどん作ってきちゃいました〜!味噌煮込みうどんとも言うけど」 アイスダンサー男子勢がダッシュで逃げ出した 一同「これぞまさに鉄腕DASH!ってそれどころじゃないって!蕎麦6秒の方がマシだ!」 アイスダンサー男子勢は逃げ出してしまったが、小塚は6秒わんこ蕎麦と5分味噌煮込みうどんの実現を画策していた 「一人では難しい。誰か協力してくれる人が必要だな。 大ちゃんは餃子にしか興味が無さそうだし、 ナル君は…うーん、冷静に数を数えられる人に頼んだ方が良いかな…」 小塚が協力を求めたのはケヴィンと羽生 二人ともきっちりと数える仕事を依頼されて喜んだ 屋台の爆破にも興味津々だ そして、図らずも、プーぐるみを本来の受取人に渡すことが出来て小塚は大満足である ジョニ子「みんなずるい〜。面白そうな事やってるのになんで誘ってくれないのよ〜」 P「えー、だって学園モノやるにはジョニーはとうが立って(グキッ)ふぃぎゃあああ!!」 ジョニ子「失礼ねっ!日本には『35歳の高校生』とかいるんでしょ! それに比べたらアタシは10歳も若いわよ!」 Dテン「あ、サバよんだ」 Jテン「うん、サバよんだね」 チャッキー「学園モノ?!やっぱりこれ学園モノだったんだね!やったあ! それで裏の生徒会は?謎の転校生…、と見せかけた吸血鬼はいつ来るの?!」 小塚「うん、はい、お客さんが待ってるからきっちり六秒毎に蕎麦いれてね、ケヴィン」 レイチェル「残念ねケヴィン、学園モノは学園モノでもBLよ、ずるずる」 リッポン「ぶはっ!ゴホゴホッ… レイチェルやめて!」 ゴールド「BLってなあに、マックス?ずるずる」 アーロン「ぶはっ!ゴホゴホッ… グレイシーは知らなくていいから!」 美姫「グレイシー、BLとは『美女はループにラブ!』の略よ」 佳菜子「やだ美姫ちゃん、『ルッツ番長』の略でしょ」 アーロン「(ミキ、Lが一つ多くない?カナコはBとLが逆だし…でも助かった…)」 チャッキー「よし、僕は5Loや6Lzを跳びまくる謎の転校生だ!」 小塚「ケヴィン、蕎麦を入れて!」 羽生(プーぐるみ着用)「学園モノですか。高校を卒業してからしばらく経つのでうまくできるかどうか。まあ、頑張ればいいだけの話なんですが」 小塚「ユヅ、味噌煮込みうどんは歯応えが命だ。食べる時間だけじゃなくて調理時間も正確に計って!」 ミーシャ「大丈夫!僕なんて永遠の高校生さ!」 チャッキー「ところでユヅ、プーぐるみを着て味噌煮込みうどんを作るのは暑くない?」 羽生「これもトレーニングのうちさ」 チャッキー「……恐ろしい子!(白眼)」 美姫「ケヴィン、それは学園モノとはちょっと違うわ」 ジョニ子「やだちょっとBLがなんですって?」 リッポン「その話はもう終わりました。さあ調理場を手伝ってください」 ジョニ子「BLじゃなくてもいいけど謎の生徒会で腹に目玉つけて学園を支配したいの」 リッポン「そんな大昔の作品誰がわかるんですか!」 ジョニ子「去年改めてアニメ化されたって話よ?」 プーぐるみ羽生「料理番組で鍛えた腕を発揮するのはいつやるか?今でしょ!」 ジョニ子「そうね今よね!」 全身白レースのショー用新衣装の上に割烹着を着こみ、ジョニ子は乙女走りで調理場へ リッポン「…羽生くんさぁ、ジョニ子姐さん係はもう君に引き継いでもらうって事でいいかな?」 プーぐるみ羽生「そんな事言わずにみんなでしましょうよ〜その方が楽しいですよ」 ちなみにアーロンはこんな状態で調理に臨んでいる。もちろんトレーニングのうちだ ttp://distilleryimage5.ak.instagram.com/c86d54cabfc011e2b19622000a1f9d89_7.jpg レイチェル「マックスは何のトレーニングをしているのかしら? 女体盛りでも造りそうな勢いね」 Pチャン「ラスベガスの寿司BARとかにいそうだな」 小塚「あくまで学食だからっ!変な発想はやめて!」 「ねぇねぇ、パトリック〜」 ゲデ子が小走りに駆けてきた。 「学食なら皆で制服を着るべきじゃないかしら。どお?似合う?」 ブリトニー・スピアーズを意識したデザインの制服でくるっと回ってみせる。 Pチャン「(上を向いて)…うぐ、ひひんじゃなひかな」 小塚「(上を向いて)…なひすあいでぃあだほ」 羽生「(上を向いて)…まひがいなひね」 ナンデス「(上を向いて)………」 ゲデ子「もお!ちゃんと見て言ってよ。ふざけないで」 美姫「見たからああなってるんじゃないの?」 美姫「しょうがないわね、タカちゃん、ちょっと貰うわよ」 小塚「えっ、何?僕の服の袖に何かあるの?うわっ、今度は背中?」 美姫「あれ?タカちゃんの服を触ってもティッシュが出て来ないよ?今、切らしてるの?」 小塚「もともと入ってないよ!」 美姫「じゃあ、ユヅのプーさんを借りましょう…やだ四角いのね、このプーさん」 羽生「ああ、ほれは、はびえるまんの、せいなんれす…」 ナンデス「つげぐちは、やめろぉ…」 P「えー、ゴホンゴホン、学食改革と同時に制服改革をやるぞ!」 小塚「学生に華美な服装は必要ないよ、普通が一番だ」 ジョニ子「何言ってるのよ!学生だろうが何だろうが、乙女は乙女らしい服装を追求すべきでしょ!」 プル「金パンツ!男子スケーターの制服は、金パンツに決まりだね!」 未来「褌は駄目ですか?」 小塚「ミライちゃん、褌の話は大分前に終わったんじゃ…」 メンショフ「制服で動物を飼育するのも良いものですよ。イカとか、イカとか…」 美姫「蜘蛛や蛇もお薦めよね」 チャッキー「女子の髪型はポニーテールかツインテール!」 ジョニ子「みんな、乙女に相応しい制服を考えるのよ!」 佳菜子「乙女はお菓子が大好き!桜餅みたいな制服って良くない?」 羽生「乙女じゃないですけど、イチゴのお菓子みたいな服は繰り返し着たくなりますね」 真央「乙女はフワフワモフモフも大好き!そんな制服だと毎日が楽しいよね」 ジジュン「ケヴィンさんはポニーテールかツインテールって言ってましたけど、乙女は三つ編みお下げだと思うんです」 ジョニ子「みんな、いい子ね!全ての意見を合わせれば素晴らしい制服が出来るわね!」 Pチャン「え?全て合わせるの?」 小塚「ユヅの制服はプーぐるみでいいんじゃ…」 同時刻、学食の厨房にて 無良「みんな、どこに行ったんだ? イカがまだだくさん、イカ素麺になるのを待ってるのに・・・」 その頃、龍一は明子と一緒にロッククライミングに興じつつ ポエムを口ずさんでいた リフトにも負けず ツイストにも負けず スロージャンプにも デススパイラルにも負けぬ 丈夫な筋肉を持ち いつも成美とダンスバトル そういう人に私はなりたい デトロイト組のロッククライミング後はBBQタイムである 鈴木「悪いけどタカちゃん借りるわよ〜」 制服決定会議に巻き込まれたくないという本能が働き(さすがベテラン) 働き手だけキープして食堂から逃走した。 小塚「ティッシュケース扱いの次は料理人かよ」 文句をつけつつ、背負ったリュックを下ろす間もないまま調理している 成美「人体と同じ大きさのガンダム作ったんだけど、着てみる?」 小塚「そういうガンプラ遊びは感心しないな」 成美「さっきアリッサに着せたら大喜びでスピンしてたけどー」 小塚「よその国の選手で遊んじゃダメ!」 やっとプーぐるみから解放されたと思ったら、次はガンダムぐるみだ でもそれで他国の女子選手を救うことができて、安堵する小塚だった 成美「エヴァンだったらエヴァンゲリオン着せるところだよねw」 龍一「よその選手で遊ぶなって言われたばかりだろ」 本田「だがちょっと待って欲しい。制服とはある程度の制約があるからこそ萌え… いや、良さがでるのではないだろうか」 制服決定会議は佳境を迎えていた。 本田「無論、これはしばしば衣装等も考慮するスケーターとしての意見だが」 トン「成る程。隠されていた方がより萌え…いや、女性の美しさが際立つな。 俺もスケーターとしての観点から賛成だ」 アモ「そっか!最初は隠してた方が脱いだ時のインパクトが大きいもんね!」 チャッキー「でもスカート丈は短い方がいいなぁ。露出はニーハイで抑えればいいよ! 勿論スケーターとしての意見だよ!」 ブルザ「ガータベルトも可にしよう。言うまでもないがスケーターとしての意見(ry」 ペシャラ「男って本当に馬鹿ね」 メリル「隠してた方がいいのなら男子はフォーマルにしましょう」 テッサ「CD廃止以来、男子のタキシード不足は深刻よね。そうしましょう」 Pチャン「ええ〜、めんどくさい〜!」 リャザノワ「色は学校指定のピンク一択にしましょう!」 ボブロワ「それは止めときましょう ^ ^」 Pチャン「タキシード柄のTシャツってナシ?」 ライサ「ペンギンみたいかもしれんが、全身タイツとか?」 Dテン「無精しないで着ればいいのにー」 コンテ「オシャレと機能は相反する事も多いが、君はがんばってるよね」 小塚「で、このビームサーベル本当に使えるの?」 成美「水鉄砲になってる」 プーぐるみ、ガンダムぐるみを経験した小塚に 少しずつ着ぐるみを愛する気持ちが芽生えてきた 実は、次はどーも君を狙っている P「ちょっと意見をまとめよう。タカ、今までのことを要約して」 美姫「あっこちゃんに連れられて行っちゃったわよ」 P「あーもうっ!こんな時のためにタカに副会長を頼んだのに。じゃあ、ミーシャ」 ミーシャ「え?えーと、要するにチラリズム?」 P「そこが要点なのかよ!高校生がそんな言葉を大声で言うなー」 ミーシャ「同い年だよ!」 ジャケットは桜餅グラデ・ミニスカ&ニーハイはいちごケーキっぽい斜め段差カラー 全体にフワフワモフモフがついている(断じてカビではない) 3本の(ポニテ1本ツインテ2本)三つ編みが触角のように頭から飛び出す 「全部まとめてみたけど、思ってたのとちょっと違うわね」 モデルのジョニ子がガーターを直しながら首を傾げると、他の乙女組もキョトン顔になる ジョニ子の白レース衣装を着せられているランビもいつのまにか混じっていて 「アハン、僕が今着ているのが男子の制服なんだって?」 と衝撃発言をし、男子スケーターズ(除:羽生)を恐怖のどん底におとしいれている プル・ベルネル・ポワリエ「それなら体操着こそ金パンツって事でいいよね」 制服決定会議には行かず、学食の厨房を守る無良 巨大イカがイカ素麺になる前に傷んでしまうことを心配している 良いことを思い付いた 小塚に送るのだ デトロイト組のBBQで焼いて食べてもらっても良し (なぜかBBQをやっていることを知っている無良) ちょっと気が早いが、自分の代わりに結納に使ってもらっても良し! 以前、イカ好きですか?のメールを放置されてしまったが、気にせず送ることにした 羽生「乙女系制服自体に異論は無いから、ちょっと会議を抜け出してもいいよね?」 そこへ大型バイクに乗った荒川登場! 羽生にヘルメットを渡し、後ろに乗せて颯爽と発進! 風を切りながら荒川が話し掛ける 荒川「シマウマも良いけど、バイクも良いでしょ?」 羽生「(良いですね…と言いたいけれど、スピードに負けて声が出ない…)」 声で返事をする代わりに、羽生は「イイデスネ」とヘルメットを5回揺らすのだった 断じて「アイシテル」ではない 二人でラジオ番組録りである 自分の話を録音してもらうのは興味深いことだった この経験を生かして、来季のEXの曲をハビエルマン方式にしようと羽生は決めた 自分の語りに合わせて演技してやるぜ!ハビエルよりも面白くしてやるぜ! デトロイトに巨大イカが届いた 「たっくんからだ!せっかくだからおいしく料理して送り返してあげよう」 鈴木の提案に全員が大賛成! 「奥さんが産後でまだ本格的に家事復帰できないんだろうね」 「だったら素直にSOSくれりゃいいのに、黙って送ってくるなんて水くさいよ〜」 「生まれた赤ちゃんって男の子だっけ?だったらガンプラも送ってあげようか」 「女の子なんですって。フワフワなぬいぐるみにしましょうよ」 賑わうデトロイト組の中、小塚は黙々と調理に明け暮れるのだった 結果、無良家に500kg近いイカゴロ焼き+ガンダムのぬいぐるみが届くこととなった 「なんで戻ってきちゃうかな〜!?(こんなぬいぐるみ初めて見た・・・)」 スタジオから意気揚々と去っていく羽生を見送り、荒川は満足気に頷いた 羽生は生まれ持った才能に加えて、意欲も素晴らしい 若い内から様々な体験をし、なんでも貪欲に吸収していってほしいと願う 彼に貸していたヘルメットを片付けようと手に取り、ふと見たところ 破NEW愉鶴瑠 参上!滑走上等!! +キノコのイラスト と黒マジックでメッセージが殴り書きしてあった 「バイクに誤ったイメージを……そして漢字チョイスのセンスがひどい」 またキノコのイラストが妙に上手いところが、絶妙なイライラポイントなのだった ヘルメットをきれいにさせるため、羽生を探しにスケーターハイスクール(でいいのかな?)の正門に大型バイクで乗り付ける荒川 ジョニ子「まあ!乙女の園にあるまじき事態!」 スケーターたち「(いや、ここ、女子校じゃないし・・・)」 チャッキー「大変だ!みんな、謎の転校生とか言ってる場合じゃないよ!」 スケーターたち「(そう言ってるのはケヴィンだけだよ!)」 ジョニ子とチャッキー以外には荒川の登場は好評! 鈴木(無良の様子を見に一時帰国、一緒にイカを頬張っている)「モグモグ、しーちゃん、かっこいい〜」 無良「うちの子は女の子だから自分みたいなクルマ好きにはならないと思って寂しかったけれど、荒川さんを見ていると望みはあるかもしれないな、モグモグ」 メンショフ「モグモグ、イカは焼いても美味しいね」 本田・トン・アモ「ねっ、言ったとおりでしょ!普段隠されているからこそ、ヘルメットを脱いだ時の女性の長い髪がひときわ萌えるんだ!・・・あいたたっ」 ヘルメットで三人を小突く荒川 当の羽生はどこへ? 「ユヅの居場所ですか?」 ハビエルマンに詰め込まれた大容量ティッシュが男子スケーターたちに消費されてスリムになったプーは言った 「……ここだけの話ですが、四月の初め頃、気になることを言ってたんですよ」 荒川たちがプーの言葉に聞き入った 「向こうも俺に会いたいって言ってくれた!とか、 やったー、両思い!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆とか、 でも向こうは結婚してるから、簡単には会えないよね……とか、 そんなことを言ってました」 プーの爆弾発言にどよめくスケーターたち 羽生不倫逃避行疑惑か⁉ ジョニ子「ななななんて破廉恥な‼これこそ乙女の園にあるまじき事態‼」 プーの言葉に衝撃を受けるあまり、今回は誰も「ここは女子校じゃない」と突っ込まない そんなスケーターたちの中で、一人冷静な日本通チャッキー 「それ、日本のプロ野球選手のことでしょ?WBCにも出てた…… たしかユヅが大ファンなんだよね 名前は、えーと、ミヤケン先生じゃなくて……」 日本人スケーターたち「マエケン(前田健太)か‼」 美姫「そういえば、スポーツ新聞で、前田投手がユヅについて好意的に語った記事を読んだことがあるわ」 なーんだ、びっくりさせやがって‼と、再びプーに大容量ティッシュを詰め込むハビエル プーはまた四角くなった 「マエケンさんにおめでた祝いを贈らなきゃ〜!」 日頃は年の割に冷静な羽生であるが、長年応援している広島カープ、 それも大好きな前田選手関連となると、メーターが振り切ってしまう せめて生まれてからにすればいのに…彼の祝いたい欲はもう止められない 明子「たっくん、イカはどこへ行ったの?」 メンショフ「見当たらないんだよ」 無良「え?巨大イカがそんなに簡単に無くなるはずが・・・あれ?本当だ」 冷蔵庫にしまってあった500kg近いイカゴロ焼きが消えている その頃、羽生はおもちゃ屋で次々に品物をカートの中に入れていた 「ふふふ、プーのぬいぐるみを大中小とりまぜて10個! それからプーの着ぐるみ! 赤ちゃんとマエケンさんと奥さんの分を、洗い替えを考えて3着ずつ! もちろんプーのティッシュケース!各部屋1個ずつでしょ、あと、車の中とか球場のロッカーとかに置いてもらっても良いな! 20個くらいでいいかな? ヒーローインタビューの時にプーを持ってくれると嬉しいな! えーと、それから、プーのタオルでしょ、ハンカチでしょ・・・」 実は、500kgのイカを売り歩いていた羽生 見事に完売 売り上げは全てマエケンのおめでた祝いに使うつもりだ 無良さんも巨大イカの扱いに困っていたし、ちょうど良かったよね!とご満悦の羽生 「待ちなさーい!」バイクに乗った荒川がおもちゃ屋に登場! 荒川「無良君のイカを勝手に売ったんですって?」 他のスケーターたちも荒川を追ってやって来た 無良「食堂で使ってもらおうと思ったんだからそれはいいんだけど、それにしても…」 織田「…おめでた祝いにプーさんグッズをたくさんっていうのはちょっと…」 山のようなプーグッズを泣く泣く売り場に戻す羽生 ジョニ子「シズカのバイク、結構いいじゃない。馬に乗るのと似たようなものね」 人気スケーターがおもちゃ屋に集まって騒ぎにならないかって? 心配ご無用、ジョニ子のレース衣装を着たままのランビが囮になって買い物客の眼を釘付けにしている 前田健太選手へのおめでた祝いを諦めざるを得ず意気消沈する羽生 カープ愛や前田選手愛を表すことができず悲しく思っている また、プーがまるで自分が人妻にうつつを抜かしているような言い方をしていたと知り 冗談でも腹が立つとモヤモヤするのだった この気持ちをどこに向ければいいのか? 羽生は考えた末にプーが寝ている間に裁縫道具を取り出し、 彼の赤い服の前面に「CARP」、 後ろに「MAEDA 18」と白い刺繍を施すのだった 「下手な刺繍だ……おっと、針で指を刺したのか?俺の服に血がついてるじゃないか」 裁縫上手な母親に頼まず、羽生が自力で刺繍に挑戦した事に気づき、プーさんは目を細めた 慣れない裁縫で疲労困憊しベッドで熟睡している羽生の指は、絆創膏だらけになっていた 「お針子さんって素敵〜!タナバタのお願いごとに『アパレル会社で起業する』って書けばよかったわ」 「浮かれっぱなしのジョニ子姐さん、何か大事な事をお忘れではないですか?」 アーロンから控えめな(まだ探り探りらしい)ツッコミが入る 「なんのことかしらぁ?」 「お誕生祝いしようにも、ご本人が知らん顔してたらやりにくいって話」 「ああ、アタシの25歳のお祝いね!ありがと〜」 「え、ホントはにじゅうく、う、ぐるじい……」 アーロンはジョニ子にフワフワなファーで首を締められ悶絶した 「遠慮しないで言ってくれれば、ちゃんとお祝いしたのに…。ほら、プレゼントだ」 Pチャンはジョニ子に大量の仙台牛を渡す。 「ユヅルに頼んで取り寄せてもらった」 「やだ…、パトリック熱でもあるの…?」 思わぬ人からの思わぬプレゼントにジョニ子もときめいてしまう。いけない、いけない! 羽生「でもなんで仙台牛だったのかな?美味しいけどさ」 Pチャン「肉は今年しか送れないからな」 リッポン「それってどういう意味……あ」 アーロン「あ」 ナンデス「あ」 チャッキー「あー!わかった!にく、29、にじゅうきゅうの語呂合わ…(ゴスゥッ!)ぐはっ」 ジョニ子のトーキックが綺麗な角度でチャッキーの鳩尾に決まった。 チャッキー「何で僕だけ…お肉あげたのパトリックだし、皆も同じこと思っ…た…のに…」 Pチャン「俺は何も言ってない」(←退避済み) リッポン「僕も」(←退避済み) ナンデス「右に同じ」(←退避済み) アーロン「以下同文」(←学んだ) ジョニ子「今季はユヅルの衣装のデザインをしてあげるんだったわ! この素晴らしくおいしい仙台牛にちなんで、白黒牛柄にしようかしら」 羽生「それホルスタインですよ?乳牛であって肉牛ではありません」 http://sasakikoshi.com/img/087_01.jpg 羽生「これぞ、仙台牛です!」 ジョニ子「だったら衣装は黒?そして雄々しい角をつけて」 羽生「牛から離れてくださーい」 シマウマが物言いたげに羽生を見つめ、次に現飼い主のチャッキーを見つめた チャッキー「ゼブラ柄とかないから……いや、君が嫌いってわけじゃないんだけど」 ランビが軽く咳払いする(アハン) 「ん〜、演目的にはホルスタイン(?)柄は有りなんだよな…。 でも、ハードル高いよなぁ…」 ジョニ子と羽生のやりとりを聞いて自分の衣裳を考えるリッポン。ちょっと思案顔。 Pチャン「お前は衣裳どうこうよりも、まず“髪の毛伸ばして〜!”って思われてるぞ。 ファンだったら絶対だ」 リッポン「お、おまゆう…!!」 「…ケヴィン、ケヴィン」 含み笑いの美姫がチャッキーを手招きする。 美姫「日本には『ゼブラーマン』っていう国民的ヒーローがいるのよ。 日本通だったらゼブラ柄を蔑ろには出来ないわね」 チャッキー「む。お母さんになってもその趣味は変わらないんですね。 僕は騙されませんよ!日本の国民的ヒーローといったらキヌガサに決まっています!」 小塚「……それはそれで騙されてるよ、ケヴィン」 羽生「ええ〜、何でですかぁ〜?!」 美姫「『ゼブラーマン』だってちゃんと人気あったじゃない〜」 そんな羽生のために衣笠丼を用意し、町田は食堂でゆったりティータイムを楽しむ 「油揚げと青ネギの卵とじ丼じゃ、地味すぎて集客できないだろうか」 「派手にするならアボカドのせてエディブルフラワーを飾ればいいと思う!」 ミライがアメリカのスシレストラン的な改善提案を出してきた 「うん………そうだね」 とりあえず食用菊のおひたしと浅漬けでも添えておこう、と町田は心の中で決めた チャッキー&美姫のやりとりを横で聞いてたリッポンは、脳内で 「ゼブラ ゼブラ 白黒つけろ♪」という主題歌がエンドレスで回りだしイライラしている 「ららら お前の命日だ〜♪」 Pチャンが追い打ちをかける 羽生の衣装のデザイン画を描いては消し、描いてはくずかごに放り込むジョニ子 プー「ジョニ子さん、調子はどうですか?」 ジョニ子「困ったわ…以前のロミオとは違う斬新なものにしたいのだけど、どうすればいいか分からなくなってきたの」 ジョニ子は、プーの服に目を留めた 「あら、今日は刺繍が入っているのね。CARPですって?」 CARP…コイは、滝を登って龍になるのよね! その若い情熱こそ、今回のロミオのパッションだわ!! 満面の笑みをたたえて、衣装の試作品を羽生に着せるジョニ子 映画の中から抜け出してきたような衣装に、大きな「コイ」の文字! ストイコ・ベルネル「僕たちの精神が受け継がれて行くのは嬉しいね!」 チャッキー「僕ももっとクールジャパンプロをやるぞ!」 キャシー・クリス「私たちも負けないわよ!」「オリンピックでクールジャパン合戦をすることを目標に、お互いに頑張ろう!」 普段はどんな衣装も堂々と着こなす羽生だが、今回は泣きそうである 日本通チャッキーが、「ライオン(ライーヨー)、トラ、コイか。みんな日本のプロ野球が好きなんだね。ユヅ、カープ衣装で良かったね」 と無邪気に微笑んで、さらに追い討ちをかけるのだった 羽生の衣装の試作品を見て「クールジャパン的なことでは負けない」と盛り上がったキャシーだったが、さすがにロミオ衣装に「コイ」は無いですわよー、と思い直した ジョニ子さん、ちょっと迷走してますわね。自分を見失っている時には、おいしい物を食べて落ち着くのが一番ですわよー そう考えたキャシーは、大きなスポンジケーキを焼いて来た 「皆さんでこれをデコレーションして、ジョニ子さんにあげません?遅くなりましたけど誕生日ケーキの意味も込めて」 その声に応えて、バトルが様々なお菓子をケーキの上に散りばめ始めた 色とりどりのういろうを並べる名古屋スケーターズ ずんだ餅を積み上げる仙台スケーターズ 餃子を並べようとして怒られる橋大輔 高橋成美「ジオラマみたいになってきたね!」と、ガンプラを載せる Pチャンはラーメンで「Happy birthday(筆記体)」と書いている ランビ「乙女に捧げる物だということを忘れちゃいけないよアハン♪」と、29輪の真紅の薔薇を飾り付ける その頃、ジョニ子は日本語の「コイ」には「恋」の意味もあると知り、自分がデザインしたロミオ衣装への自信を深めていた ――フィンランディア杯表彰台にて―― 羽生「ジョニーさんデザインの衣装で勝ったぞー!やったー!」 ガチ「郷土愛にあふれてるのはわかるけど、仙台名物の牡蠣を模す事なくね?」 羽生「別に牡蠣ではないんだけどなぁ」 ヴォロノフ「かっこいいぞオイスターマン!オレの黒レース使いはどうだい」 羽生「ありがとうございます!もう牡蠣でいいやwヴォロノフさんも素敵ですよ〜」 ガチ「(この二人のノリにはついていけない……けど今年はがんばるぞ!)」 スケーターハイスクールに樋口氏から手紙が届いた P「豊の部屋についてアイディアを募るとのことだ。やはり体を温めるためにラー…」 真央「コタツがあったまると思う!」 佳菜子「うん、この前の4CCのキスクラにもコタツが欲しかったね!」 明子「コタツの上にはミカンとほうじ茶だね」 織田「いや、ミカンじゃなくてリンゴでしょ」 町田「ほうじ茶じゃなくて紅茶でしょ」 P「いやいや、ラー…」 キャシー「ラズベリーパイ?いいですわね」 無良「BGMはどうする?」 橋大輔「ビートルズを全部!」 クリス「日本のゲームとアニメメドレー!」 高橋成美・木原「私・僕たちがピアノで連弾する!」 P「だから、体を温めるためにラー・・・」 羽生「牡蠣鍋は温まりますよ」 小塚「BBQ!」 Pは諦めて、樋口氏に「BBQがいいと思います」と返事を出した 「よし!スケーターハイスクールは、今期は部活動に力を入れるぞ!」 突然、高らかに宣言するPチャン(一応、生徒会長)。 「…スケアメも始まってるっていうのに、急に何を言い出すの」 警戒しつつもリッポンは一応、突っ込んでみる。 Pチャン「会長の命令は絶対だ。つか、お前を見て閃いたんだ。 アダムとマヨロフには魚河岸部として活動してもらう!」 リッポン「絶対やらないっっ!!」 マヨロフ「ま、まぐろ担当?!」 Pチャン「こたつ部はまずは愛好会として活動してくれ。 活動次第では部への昇格も考える。鋭意努力してくれたまえ」 佳菜子「そんな!どうして魚河岸部はよくてこたつ部は駄目なんですか?納得できません!」 小塚「佳菜子、ノリいいね・・・。自分が何言ってるかわかってる?」 ジョニ子「つまりこたつ布団を連想させる衣装を着ればいいのね。OK!まかせてユヅル!」 羽生「え?」 エマ「いっそのことこたつを背負って滑ればいいんじゃないのぉ?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる