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橋から知人女性落とし殺害 33歳被告に懲役25年求刑 福岡地裁公判
2020年7月6日 12時26分

 福岡県八女市の山中で2015年、知人女性(当時25歳)を高さ約55メートルの橋から落として殺害したなどとして、殺人罪などに問われた住所不定の無職、佐久田なつき被告(33)の裁判員裁判の論告求刑公判が6日、福岡地裁(柴田寿宏裁判長)であり、検察側は「無慈悲で冷酷な犯行だ」として懲役25年を求刑した。公判で佐久田被告は無罪を主張。目撃証言など被告の犯行を示す直接証拠がない中、15日の判決での裁判員らの判断が注目される。

 検察側は論告で▽被害者の池田麻里さんの遺体から睡眠薬など4種類の薬剤成分が検出され、被告は薬を処方し効能を事前に調べていた▽被告は無料通信アプリ「LINE(ライン)」で架空の男性になりすましたアカウントで池田さんに薬を飲むようにメッセージを送り、事件直後に消去した▽被告が知人に「自殺にみせかける」などと殺害をほのめかしていた――など複数の状況証拠を示した。

https://mainichi.jp/articles/20200706/k00/00m/040/091000c