地検支部から逃走の女、公務執行妨害と傷害で逮捕
[2019年11月7日14時1分]

大阪地検は7日、収容直前に同地検岸和田支部(大阪府岸和田市)から息子の車で逃走し、2日後に身柄を確保された大阪府泉佐野市の無職野口公栄容疑者(49=道交法違反(ひき逃げ)などの罪で公判中)を公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は10月30日午前10時50分ごろ、岸和田支部前路上で息子の仁容疑者(30=公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕)が運転する車の助手席に乗り込み、急発進させて事務官を転倒させ、左手にけがをさせた疑い。

野口容疑者は公判への不出頭などを理由に保釈が取り消され、10月30日に収容される予定だった。11月1日、岸和田市に隣接する大阪府和泉市の団地で身柄が確保された。

地検が逃走を公表したのは発生の約5時間後で、岸和田市に連絡していなかった。畝本毅次席検事は「近隣住民に不安を覚えさせたことを重く受け止める。収容の在り方を検討する」と陳謝した。

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