褌祝
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褌祝(ふんどしいわい、へこいわい)は、日本の一部地方で行われる、
男子が成人になるための通過儀礼。第二次性徴期を迎える十代前半の男児が
初めて褌(ふんどし)を締めて成人と見なされることから由来する。

おおむね13歳から15歳の年齢に達した男子とされる。
成年に達した男子は、布1反と米か、あるいは、餅か酒を女性宅に持参し、
その1反の布を女性が褌(六尺褌)に仕立てて、男子を裸にし、褌の締め方や
使い方を教え伝えて、祝いの杯を交わす儀式であるといわれる。
この儀式を終えた男子は以後、褌の着用が許され、村の共同体で結婚の
資格を有した一人前の男性と扱われた。
褌が成人の下着と扱われるゆえんであり、成年に達しない男子の着用は許されなかった。