・以下原文(特異点について)
「なぜなら、あれがおまえたちだ!
 地球上の全エネルギーを集めたものがあの光帯だ!
 人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、
 我らの凝視で火を放つ!
 炎は地表を覆い、あらゆる生命を、文明を燃やし、
 残留霊子として摘出される。
 なにしろ地球は一つしかないからなぁ。
 地球を燃やしたところで得られる熱量はタカが知れている。
 だが惑星の地表に住む生命体は別だ。
 おまえたちは殺しても殺しても繁栄した。
 特異点を作り、歴史の流れを分断し、
 前後のつながりを排斥し!
 現在から過去に向けて、ほぼ無尽蔵に搾り上げた!」
(終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』第11節「光帯の玉座」)

・以下原文(その他ソロモンについて)
「特異点そのものは一つの小世界――
 概念宇宙になっている。」
(終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』アバンタイトル)


「私は不死身だ。我々は無尽蔵だ。
 この空間すべてが我々なのだから!」
「そうだ、七十二柱の魔神、それらが我々である!
 私を殺したな? だがそれが何だという。
 我らは常に七十二柱の魔神なり。
 この大地が、玉座があるかぎり、
 我らは決して減りはしない!
 私を殺したければ七十二の同胞、
 すべてを殺し尽くす事だ!」
(終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』第1節「獣の宙域」)


「第二宝具はこの空間そのもの。
 『戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの』」
「即ち我が固有結界、時間神殿ソロモン。
 宙の外、時間と隔絶した虚数空間の工房だよ。」
(終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』第11節「光帯の玉座」)


「ソロモンが作り上げたものはすべて無価値になる。
 この時間神殿は『無限の時間』を喪失する。」
(終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』第12節「未来」)


彼はソロモン王ですら到達できなかった全能者である。
本来であれば人を統べる王として十分な資格がある。
だが全能である以上は人間を理解できず、
不死である以上は答えに辿り着けず、
故に、『人の王』にはなり得なかった。
(魔神王ゲーティアのプロフィール2)