前線で戦う兵士に食糧を補給し続けるのは組織と指揮官の責任、というのがアメリカ軍などの考え方。これが「公助」。

一方、昭和の大日本帝国は、しばしば前線で戦う兵士に「食糧は現地で徴発せよ」と突き放した。これが「自助」。

その結果、太平洋戦争で死んだ日本軍人の約六割の死因が「餓死」。

少し観察すれば誰でも気づくことだが、安倍菅政権は、業績が悪化した財界や電通、大手旅行代理店などに「自助」を求めない。

手厚く税金で「公助」する。消費税を上げて法人税を下げる。トリクルダウンという幻想を下々の者に信じさせて疑問を消す。

近代化の途上にある三流腐敗国家に多い国の構造。