世の中には本当に頭が良くて、世界のために身を粉にして働いたり、すごい利他精神や慈悲を持っていたり、偉大な人たちが何千万とか何億人といて、必死に動いていて世界が回っているという端的な事実に、ネットにいると出会いにくい。若い人やネットだけで学ぼうとする人への影響に懸念がある

全てが低劣で、ダメで、人間はみんな「本当は」「本音では」ひどいはずだ、と思い込みたいという嘲笑的な自己肯定の空気に同調するべきではない。この世界はそうではない。本当に立派な人間はたくさん実在する。それと出遭いにくい設計になっているネットで人間や社会を理解してはいけない。