http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1301/11/news039.html

 1月8日から訪中中の米Appleのティム・クックCEOが、中国でもiPad miniのセルラー版を1月中に発売する
と語った。中国最大のインターネット企業Tencent(騰訊公司)が、同氏との独占インタビューを掲載した。

 クック氏がCEO就任後に中国を訪れるのは2012年3月に続く2回目。Tencentによると、同氏は中国政府の
要人や、3大通信キャリアであるChina Unicom(中国聯通)、China Telecom(中国電信)、China Mobile
(中国移動)を訪問した。インタビューでクック氏は否定しているが、まだiPhone 5を販売していない中国
最大手のChina MobileとiPhone 5販売の交渉を行っているとみられる。China Mobileの加入者数は約7億
700万人(2012年11月の発表時)。

 同氏はまた、中国は現在Appleにとって米国に次ぐ第2の市場であり、将来的には最大の市場になると考え
ていると語った。Appleは現在、香港を含む中国で8店の直営店を運営しているが、今後25店舗以上に増やす
計画だ。

 なお、クック氏はこのインタビューで廉価版iPhoneのうわさについて触れていないが、同氏に同行するワール
ドワイドマーケティング担当上級副社長のフィル・シラー氏がShanghai Evening Newsのインタビューで、この
うわさを否定している。