>>882-883
大昔(1970年以前)の海外ラグビーは深いアタックラインから脚の速いTB選手たちが抜きあいするものだった
そもそも今よりずっとキックとセットプレーの回数が多かったし

それを、戦前から早稲田に伝わる浅いラインで相手ディフェンスラインとすれ違ってパスと
デコイランナーの動きで抜いていく「接近」理論に昇華させたのが大西鐵之祐
デコイやエクストラマンによるサインプレーでの突破は1968年の大西ジャパンのNZ遠征から
NZがそれをマネしだして北半球ツアーで披露
その後の海外ラグビーに多大な影響を与えている
「(マークを)ズラして(人数を)余して(DFに触らせず)」という接近理論に他ならない
オフロードパスは手先が不器用な外国人でも出来るように海外の戦術家が言語化・普遍化したものだ
このことを日本人はもっと誇って良い
大学準決勝〜決勝で早稲田が披露したセットから一発で抜くトライは極めて古典的な早稲田(日本)ラグビーの復古だった
長田や河瀬が、パスを受けるときの動作だけでマークをズラして突破してたプレーがそうね
クラッシュを前提としてなく、あくまで抜くことにこだわった
今ではフランスもウェールズも浅いラインで接近戦をやって、見て面白い戦術をとってる