<自分のヤクザな生き方について>
http://blog.livedoor.jp/macgyer/archives/51347267.html

○……というわけで、皆様の参考の為に僕がこれまでに参加してきたアニメや
ゲームの作品作りについて振り返る「遺言」イベントはこれにて終了です。

最近老化を感じることが多く、記憶力も減退してきたのですが、これでいつでも安心して死ねます(笑)。
まとめると、「作品のテーマ」と「自分の生き方」をシンクロさせるという方法論が、
最も面白いやりかたである一方で、最も人生が駄目になる悪魔の方法論だということで。

○振り返ると、随分好き勝手に生きていると思う。それは自分の人生という賭け金を払っているからで。
金が無い時も、借金してでも自分の生活レベルを崩さない。

○ある時、こういうことがあった。元妻の和美さんや武田さんと一緒にイタリアンレストランで食事していたのだが、
リーズナブルな値段だったこともあって、ピザやパスタを好き放題注文した。
さて帰ろうかという段になって、ふと気づいたのだが、随分と食べ残していた。
この時きがついたのだが、これはヤクザの食事の仕方と全く同じだった。
ヤクザという職業はいつ死ぬか分からない明日をも知れぬ身なので、生の実感を得るために食べきれない程の量を注文して、
大量に食べ残すものなのだが、アニメ製作という職業でありながら、全く同じ食事の仕方だった。

○こういう生き方のいい所は、普通の人の何倍もの濃度で人生を送れる所。
自分の考えというか、ミームを残すことに快感を感じる。

○悪い所は、世の中に不必要とされたら消えていく所だろう。
しかしそれは「世の中の役に立つ自分」という位置に賭けるという生き方を選んだ以上、仕方が無い。

○そういうことから、自分の最期は自殺ではないかと考えている。
自分の知力、体力、財力の内、どれかが一定水準を割り込んだら、
それは世の中が自分を必要としていないと判断して、自殺するだろう。

○皆も65歳くらいで妥協しない?(笑)「65歳自殺論」というタイトルで、将来本を書くかも。

○このような内容の日記をちょっとMixiに書いたら、「やめて下さい!」「皆、岡田さんのことが好きです!」なんてコメントが一杯ついた(笑)。