大阪延伸「30年度までに」 北陸新幹線 北経連、3知事と一致

北陸経済連合会は18日、福井市で北陸3県の知事との懇談会を開き、北陸新幹線の整備促進を中心に意見交換した。
今年3月にルートが決まった敦賀―新大阪間について、北海道新幹線の札幌開業の2030年度ごろまでの整備を国などに求めていくことで一致した。

北経連の久和進会長は22年度末に予定されている敦賀までの開業について「3県が1時間で結ばれるようになる」と経済効果を強調。
敦賀―新大阪間は関西経済連合会などと連携し、取り組む姿勢を強調した。

富山県の石井隆一知事は「札幌開業ごろまでには、新幹線をぜひ大阪までつなぎたい」と話した。
福井県の西川一誠知事は「敦賀開業時には工事に着手するぐらいでないと」と述べ、早期に建設財源の見通しをつける必要性を強調した。

石川県の谷本正憲知事は「金沢開業の効果は想定をはるかに超えている」と指摘。
新幹線を経由して金沢港のクルーズ船を利用する観光客が増えていることに触れ、3県の広域観光が重要となる考えを示した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASJB18H4A_Y7A810C1LB0000/