本書では首都圏の36の幼児対象の「お受験」教室に通っている子の親にアンケートをした結果を報告していましたが、
645の家庭のうち、世帯収入2,300万以上が25%に達し、1,000万円以上なら82.7%でした。

学歴は父母ともに9割が大卒以上です。まさに格差の継承につながる調査結果でしょう。

中学受験では全国300万人の中学生のうち、
91.6%が公立中、7.5%が私立中、0.9%が国立大付属中に通っています。
ただし、東京では私立中が25%です。

こうした試験という体験をさせることは、合否にかかわらず、その後においてプラスになります。伸び伸びと育てるのは、放恣(ほうし)、やりっ放しに育てるのとは違います。
ペアレントクラシー「親格差時代」の衝撃 (朝日新書)
志水宏吉
http://blog.livedoor.jp/mitatsuyamato/archives/60070871.html