厚労省の医系技官には、2017年に事務次官に匹敵する医務技監(初代慶医)というポストが設けられた。
その下が医政局長を筆頭にした各局長、さらに審議官という格付けとなる。他の省庁と同じく、本来
キャリア官僚の出世は課長級の参事官になるのもひと苦労で、出身大学の学閥が影響する。厚労省では、
東大や慶大卒の医系技官が幅を利かせ、出世を競ってきた。今回のコロナ対策で益々医系技官の存在価値が
高まっている。