五中-瑞陵60周年記念誌 第5部 瑞陵高校の現状と実務女小史

1.瑞陵高校の現況

<敷地と施設>  五中の卒業生としては、なつかしい母校の校舎をすぐ傍にみながら、
★現在は旧愛商の校舎を使っている★ことに、なんとなく割り切れないものを感じ、
仲々★瑞陵との間に一体感のわかない★原因ともなっているが、これも今となっては致し方のないことである。

(中略)

六十周年記念事業の一つに、プールの南、合宿所(老朽建物)の跡へ、
同窓会館を建てて同窓生の心のつながりの場所とし、更に、在校生の食堂や合宿の
施設にする計画をたてたが、★募金が目標通り集らなかった★ため、
次回の行事へひきつがざるを得なくなったことは、まことに残念なことである。 

校庭周囲の、見事に天を摩していた★ポプラは、伊勢湾台風によって全滅をした。★
鳩と共に校歌にもうたわれて、学校のシンボルになっているので、
現在はカロリナポプラが植えられているが、樹型がちがうので、昔のポプラとは感じが変ってしまった。 

元の講堂(※感喜堂のこと)は、現在図書館として使用されているが、面積だけは広くても、
現代の図書館としての設備は何もない。ただ県下唯一の食物専門の課程をもっているので、
調理の施設や実験室は、本校では一番充実したものである。