◎ここからが本題(今に続く話)  1970年代から中村、千種、菊里(以上、公立)、東海、南女、滝(以上、私学)が躍進。

東海高校や滝、菊里、千種がトップレベルになったのは、
公立高校の入試制度として「学校群制度」が導入された1970年代から。

それ以前は、
旭丘>明和>瑞陵>一宮>★東海>向陽>名西>>>>熱田>★菊里>★中村=★千種(公立底辺校)  [壁](★滝=実業高校(当時)≠進学校)

★印;新興トップレベル高校

1、学校群制度により、
愛知のトップレベルの学業成績者は、
群を組んだ伝統校(ナンバー・スクール等)と新設校にクジで振り分けられるようになった。

先行して学校群制度を導入した東京では、
都立高校の衰退を招き、それまで都立高校の滑り止め校だった開成麻布武蔵(東京の私学)が台頭した。

2、東京の現状を知っている愛知の知識人の一部の家庭では、
子女が、ナンバー・スクールでなく新設校に振り分けらるくらいなら、と、
私立中学受験に走った。

【結果】
群の組み合わせが良かった、パッとしなかった伝統校の菊里、新設校で底辺校だった千種・中村がトップレベルへ。
私学の東海、南女、滝もレベルアップへ。 ただし、東海は今も成績別クラス(A群・B群)を維持。とても一流高校とは認められない校風(進学1流・校風3流)。

【現在】
東京;都立高校が復活する過渡期。日比谷高校(府立一中)復活(しかし大学区制までの自由な校風は見る影もない)? 私立武蔵は凋落化。

愛知;中村は底辺校へ回帰、千種も慢性的凋落、一方、ブランド化成功の東海、南女はトップレベルを維持。
   近年、滝蹴り多発、高校入試の合格者数を大幅増員(【定員110人一定】合格者数449人⇒553人⇒634人⇒669人⇒680人⇒730人2年前)=滝蹴り公立高校増加。
   ナンバー・スクールで、愛知の管理教育の優等生の岡崎・刈谷が進学実績を伸ばす。 名古屋の3年生次文理分け校が減少。  ★2年前から三河群廃止 6年前に「地殻変動」と言われた瑞陵人気ブレイク中。