しかし、○○君、□□君。
これはとても難しいことかも知れませんが、誰をも怨まずに生きてほしい、とお父さんは思うのです。

あなたたちに怨まれるのが嫌だから、というのではありません。
怨まざるをえないような人生を与えたのだから、お父さんはいくら怨まれても構わないのです。

お父さんを怨むことによって、あなたたちが強く生きられるのであれば、お父さんはむしろ嬉しい位です。

お父さんが誰をも怨まずに生きてほしい、とあなたたちに言うのは、怨まれる人のことなんかより、人を怨んで生きなければならない、そのことが人間にとって何にも増して不幸なことだからです。