土佐塾は、どこかで道をまちがえたんだよな。

かつては輝かしい時代があった。東大7名合格させたころは東大以外も凄まじくて、完全に土佐を追い抜いていた。
確かに、あのころは「率」でいえば高知県トップ高だった。
(そのころは学芸も凄かったので土佐が三番手に凋落していた暗黒時代がある)

ところが少子化が進むと徐々に数字が悪くなる。わき目を振らず進学校としての王道を進めばよかったのに、野球部をはじめてみたり、私立の推薦を大量に獲得するほうに手を出したり。
なにより、優秀な教員が(おそらく学内政治に破れて)去ってしまい、土佐塾を支えてきた教科指導ができなくなった。結果、「特待生」が実力を発揮できなくなった。

とはいえ、今でも土佐塾高に期待してくれる県民は多いはずだから、基本に戻って「最低でも学年の4分の3以上は国公立進学」を目指すべきと思う。

いまなら、まだ間に合う。いまはまだ、

「土佐塾、ことしは京大合格者出たって、すげーな!」

の学校にはなっていない。

「土佐塾なら東大京大合格者が多数出てもあたりまえ」と思ってもらえている。

いまうちに全力で改革してほしい。