この結婚には以前から全国の教会で不満がくすぶっていた。
なぜなら今年夏頃から、天理教本部が、系統や都道府県支部を通して、
各教会から金額を指定した祝儀を集めていたからだ。
金額は1教会数千円と多くないものの、
全国に1万6千箇所ある教会の数を考えれば集まる金額は膨大である。
数百万円の祝儀であれば常識の範囲内として贈与税はかからないが、
数千万円であれば十分に課税対象であろう。
さてこの祝儀は個人か法人か、どこの財布に入ったのだろうか。
また天理教では1万6千箇所の教会の7割は後継者不在を抱える事情教会と言われる。
その事情教会を抱える上級教会は、
数千円すら払えない事情教会分の祝儀までも肩代わりして拠出したようだ。
また系統と支部という2方向からの祝儀要請を直撃した教会も少なくなく
数千円で済まなかった教会も多い。
また大教会単位では本部を忖度し、
要請金以上に自主的に祝儀を拠出した大教会も少なくない。
この件に関して、「たった数千円の祝儀だからいいだろう」という
反論をする人は全く天理教の実態を理解していない。
そもそも親類でも友人でもない人間に金額を指定した祝儀を出せと言われること
自体が、普通なら狂った組織だと感じるだろう。
祝儀は気持ちで出すべきだと考えるのが常識だ。