工業高校生が造船所見学02月18日 17時50分ttps://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190218/8010004429.html
若者の県外への流出が課題となる中、専門知識や技能を持った若い人材を確保しようと、県内の工業高校の生徒を
対象にした造船所の見学会が高知市で開かれました。
実際の現場を見てもらうことで造船業に関心を持ってもらおうと高知運輸支局などが高知市にある新高知重工の本社
工場で開いた見学会には、須崎工業高校と高知東工業高校の1年生60人余りが参加しました。
生徒たちは会社の担当者に案内され、船の形に組み上げられた巨大な鉄板を数多くの作業員が1つ1つ溶接していく
様子を見学しました。
また、機材を運ぶための県内最大級の200トンのクレーンなど、造船に使う大型の機械を興味深そうに見て回っていました。
このあと、東京の海運会社が発注しこの造船所で半年ほどかけてつくられた全長およそ180メートル、
重さ3万8000トンほどの貨物船の進水式も見学し、県内最大級の巨大な船がゆっくりと海に滑り出す様子を、
興奮した様子で眺めていました。
須崎工業高校の造船専攻の男子生徒は「溶接で大きな船が造られていく様子を実際に見られて興味深かったです。
将来、造船業で働くために勉強を続けていきたいです」と話していました。