金(こん)易二郎・名誉九段門。八重子夫人は金名誉九段の娘。夫人も将棋アマ三段の実力者。元A級だが結核を患ったこともあり、棋士としての盛りは短かった。
加藤一二三に敗れA級復帰ならず。18歳2か月の史上最年少A級棋士が同時期に
誕生。
「オレももう駄目だな。もたもたした将棋指しがいつまでも現役にしがみついているのは、みっともない」と自らに厳しく、それから数年後に引退してしまった。
むしろ引退後の人生が華やかだったと言える高柳敏夫名誉九段。