自然科学がここまで曲がりなりにも発展してきた理由は、
現実に合わせて教科書を果敢に書き換えてきたからだ

一方カルト的宗教の類いは教科書(彼らの聖典や教祖の教え)に合わせて
現実を無理矢理書き換えようとする

そこにカルトの持つ危険性が孕んでいる
現実を自分たちの教科書に無理矢理適合させようとして
しばしば過激な行為、テロや懐疑的な人たちに対する暴力を引き起こすからだ

ところが自然科学を標榜する連中にもカルト的言動を呈する人間がいる
受け入れられない現実を目の当たりにした時に、
そんなことはあり得ないと決めつけ、そういった不都合な現実を
なかったことにしようと画策するのだ
そのデータそのものが信用できない、嘘だと根拠なく決めつけ葬り去ろうとする

真摯な自然科学派を自認しているのであれば、
未知の現象や説明不可能な事象に対しては
「現時点では私にはよくわかりません」と表明するはずだし
そうでなくてはならない

頭ごなしに何もかも否定する姿勢では
非難しているはずのカルト的思い込みの激しい連中と
同じ穴の貉だという誹りは免れまい