住民への認知度向上や意識喚起を目的に「I amsterdam」というキャッチコピーを掲げた都市プロモーションを展開しシビックプライド(都市に対する市民の誇り)を形成。同時に、都市情報をオープンデータとしてインフラや環境負荷の状況を可視化する取り組みへと発展させた。

 2016年からは「Sharing City Amsterdam」を掲げ、シェアリングエコノミーの取り組みに着手。「Airbnb」や「Uber」といったグローバル規模でビジネス展開されるシェアリングサービスに加え、コミュニティに根差したシェアリングサービスを提供するスタートアップの育成にも力を入れている。同市内に張り巡らされた水路に停泊するボートをシェアリングするという独自のサービスも生まれている。