かなり山越えの道で、先輩の指定したアパートに到着したのは
10時15分ごろだった。
俺はどきどきしながら先輩から教えてもらった部屋の前に行き、インターホンを押した。
先輩のことが心配でもあったが、俺は楽しみでもあった。
理由が理由なだけに不謹慎なんだろうけど、一緒にいるだけで楽しかった先輩に会えると思うと
楽しみだった。