映画「ゴジラ−1.0(マイナスワン)」に登場する戦闘機「震電」が、福岡県筑前町の大刀洗平和記念館に昨夏から展示されていたことが公となり、来館者が増えている。

監督の山崎貴さんは2013年、映画「永遠の0」の会見を同館で開くなどつながりがあった。21年1月に震電の調査で訪れたスタッフに、尾籠(おごもり)浩一郎館長が「撮影が終わったら譲ってほしい」と依頼。配給会社側の条件は、映画が封切られるまでは「関係を他言しない」だったという。

 尾籠館長は「ゴジラに出た震電なんだと、やっと大きな声で言えます」と笑顔で語った。