魏志倭人伝は邪馬台国や卑弥呼などでよく知られていますが、紀元238年に卑弥呼に対して親魏倭王の金印が与えられたことが記載されています。日本では、紀元58年に後漢の光武帝から奴国に「漢倭奴王(かんのわのなおう)」の金印が送られ、それが福岡県の志賀島で発見されたことは有名です。
しかし、「親魏倭王(しんぎわおう)」の金印は未だ見つかっておらず、その真偽もわかっていません。日本では、金印以前に邪馬台国の場所や卑弥呼の墓も見つかっておらず、無数の仮説が存在しているのが現実です。