七福神の中では唯一の日本の神です。「えびす・恵比寿」さまと呼ばれる神様は三神あります。

1.蛭子(ヒルコ)神
2.少彦名(すくなひこな)神
3.事代主(ことしろぬし)神

の三神で、いずれも、古事記、日本書紀に登場する神です。海からやってきた来訪神とみなされて、民間信仰の「えびす神」とされました。えびす(恵比寿)神は、当初、鯛や釣り竿を持つ像容が示す通り、漁業豊漁や海上交易安全全の神とされていましたが、室町時代以降になると、財福、五穀豊穣、商売繁盛の神ともされ、七福神の一神とされるようになりました。
「えびす・だいこく」の二神一対で祀られることも多いようです。