昌彦語る

俺が書いたブログを見たことのある奴なら分かるが、俺はとても文才があり、読む人の心を掻き乱すことができる
言ってみれば人の心を自在に操ることが出来るという事になる
どう書けばどう思われるのかを、完全に把握しているのだ
それに気付かない頭の悪い読者は俺を讃えたり罵ったりと操られていた訳だ
どこまでやるかが非常に重要で、行き過ぎないよう細心の注意をしながら、俺がパソコンに向かいタイピングする様子を後ろで家族が見守っていた
何しろ俺が売れることにより、潤沢な資金が俺に入り、結果的には家族も潤うのだ
今のこのスレの惨状を見ると、どこで間違ったのかと首を傾げるばかりだ

そう言うと昌彦はタバコに火を点け深く吸うと、遠い目をして空を見上げた