秋葉原の由来について

江戸では度重なる大火に見舞われ、秋葉講が結成され、
大勢の参詣者が秋葉大権現を目指し、その各地から秋葉大権現に通じる道を
秋葉路(あきはみち)や秋葉街道と呼ばれるようになり、
信仰の証や道標として多くの常夜灯(秋葉灯篭)が建てられたという。

明治天皇の時に、火災鎮護の祈願所として秋葉神社が建立された。
このことから「あきはっぱら/あきばっぱら(秋葉ツ原)」「あきはのはら/あきばのはら 」となった。
他に、火事でできた焼け野原を火災時の緩衝地帯としたため、
人々はこの空地を「秋葉の原」「秋葉っ原」と呼んだことが「秋葉原」の地名に由来。
また、1888年(明治21年)、この地に鉄道が敷かれるのに伴い、
秋葉神社は現在の台東区松が谷3丁目に移転し、
新しくできた駅を秋葉原駅(あきはばらえき)と命名した。