中でもいちばん怖かったのは夜、どこか知らない海岸にいて。
きっとその海岸は川も近いんだろう、石や砂利が多いところだったんだけど。

月明かりで人の輪郭がなんとか見えるかな?くらいの暗闇の中で
海の方から化け物が襲ってきたんだ。

ぼくの他にも何人か人がいて、一斉にみんな逃げ出したんだけど
ぼくは追いかけられて背中に覆いかぶされて耳元でよくわからないことを
呟かれたんだ。

「XXXXXXしてやるよ、へのへのもへじみたいにな」

って。