出雲国(現:島根県)東部の奥出雲町にはスサノオが降臨したといわれる鳥髪峰(現:船通山)、それに隣接する安来市は彼が地名をつけたという風土記の記述もある。
また、前述の通り八岐大蛇退治は産鉄民の平定を象徴すると見る説があるが、これらの地域は古代よりたたら製鉄が盛んだった流れから、現在でも島根県では日立金属安来工場や冶金研究所などが日本美術刀剣保存協会とともにこの地域で古式にのっとったたたら製鋼を行っている。