【第46回日本アカデミー賞】「ある男」が最多8冠! 妻夫木聡が…安藤サクラが…感無量の涙

夫と別れ、故郷の宮崎に帰ってきた里枝(安藤サクラ)は、口数の少ない若者・谷口大祐(窪田正孝)と再婚する。心に深い傷を負ったふたりは、ささやかな幸せに満足していたが、ある日、大祐が事故で亡くなってしまう。

それから1年後。大祐の兄・恭一(眞島秀和)が、一周忌に姿をあらわす。しかし、仏壇に飾られた大祐の写真を見て、驚愕の事実が判明する。理枝の夫だった男は、“谷口大祐”ではなかった。本名も経歴もわからない、謎の男“X”だったのだ。

理枝は“X”の正体を探るべく、前夫との離婚裁判を担当した弁護士・城戸(妻夫木聡)と連絡を取る。城戸は“X”のゆくえを追っていくうちに、日本に蔓延る数々の社会問題と対峙していく。