>>11

とにかくその時はかなり焦ってて、俺は「追われてるんです」的なことを言った気がする。
その人は一瞬考えるような気配になって(明確にそういう動作をしたとかじゃないんだけど、そんな雰囲気がしたって記憶だけがある。説明下手でスマソ)、俺を目の前の教室に入らせると「ここにいろ」みたいなことを言ってきた。(実際は前述のように、喋ってるんじゃなくて直接情報が伝わってくる感じ)
その人は廊下に残り、何事かをするみたいなことを伝えて、階段のほうに向かった。

俺はとりあえず扉の前にしゃがみ込んで、外から見えないよう体を小さくして廊下の気配をうかがってた。
そんなに長くはなかったと思うけど、しばらくじっとしていると、さっきの人が頭の中?に話しかけてきた。
言葉じゃなくイメージなので要約すると、
・あれは遊び相手が欲しいだけで、特に悪いものじゃない。
・自分がしばらく遊んであげるので多分もう大丈夫。
・できればあれ?を嫌いにならないであげてほしい。
みたいな内容だったと思う。
それを聞いた時なぜかストンと腑に落ちて、頭の中でお礼を言った。
そしたら次第に意識が遠くなってきて、目が覚めた。