典型的な田舎の山村みたいな村だった。人は誰もいなくて家も、田畑も放置されてたけど廃村とは見えなかった。妙に生活感があると言うか。暫く村の道を通ってたら鳥居が立っていた。田畑が途切れてきた時にいきなり鳥居が立っていて鳥居の奥は整備されてなさそうでこの先に何かあるとは思えなかった。だけど何故かこの神社?が無視できず入って行った。5分くらい看板を頼りに山道を歩いてたら拝殿が建っていた。築100年は超えていそうなボロい拝殿だった。神社の名前も何も書いてなかった。賽銭箱も手水処も何もなく山道のど真ん中に建っているよう。山に建っている謎の神社、不思議と恐怖は感じなかった、むしろ神秘的で親しみを感じる様な神社だった。暫くその場に居たけど見るものもないから道を降って鳥居まで戻った。よくある怪談だと化け物とか妖怪が出てくるだろうけど何もなくそのまま自転車を走らせた。その後も体感1時間くらい山を走らせたら街の光が見えた。